【解説】「まったくの虚偽」…トランプ氏との電話会談をロシアが否定 「自分に都合良く話すな」 プーチン氏の思惑 “トップ会談”はあるか
会談はプーチン大統領の判断次第
青井キャスター: ーートランプ氏とプーチン大統領の関係が、以前とは変わっているということですか? 立石解説委員室長: 第1次トランプ政権時と違うのは、ロシアが戦争中だということです。ウクライナに衛星インターネットサービスのスターリンクを提供してきたイーロン・マスク氏も、トランプ政権入りが濃厚になってきています。このようなことも、プーチン大統領的には面白くないとみられています。 一方で、アメリカの「ウォールストリート・ジャーナル」紙によると、「マスク氏はプーチン氏に2022年から定期的に接近している」との情報もあります。戦争・停戦をめぐって、トランプ氏とプーチン大統領の関係が以前より複雑になる可能性があります。 青井キャスター: ーー山口さん、このアメリカとロシアの今の関係、どんなところに注目されていますか? スペシャルキャスター・山口真由さん: トランプ氏を支える政権の内部には、ロシアと距離を取りたいという伝統的な保守主義者もいますけど、ロシアと近くしてウクライナに大幅な譲歩を強いるという修正主義者もいて、主導権争いがあり、どっちになるかでロシアに送るメッセージって相当変わってくるんじゃないかなという気がしますね。 青井キャスター: ーーそういう意味で、会談の可能性はあるのですか? 立石解説委員室長: これはプーチン大統領の判断次第ですよね。今ロシア軍は、ウクライナ西部の近くに5万人規模の兵士を集めて、まさに交戦が始まっているという情報もあるとされています。そのような戦争の状況を見ながら、プーチン氏が判断をするのではないかと思います。 (「イット!」11月12日放送より)
イット!
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