<挑戦の春・’21センバツ専大松戸>第5部 選手紹介/4 /千葉
◇走者をどう還すか考え 吉岡道泰外野手(2年) 吉岡道泰外野手(2年)は2020年秋の関東大会で4番を任された。同大会、秋季県大会を通じて10試合に出場。14打点を挙げ、4割4分7厘の打率を記録した。「4番打者としてランナーをどう還すかを考えて打っている」という。 昨秋は「チャンスでもう少し長打を打ちたかった」と振り返る。冬からは木製バットを使い、ボールを芯に当てて打ち抜くバッティングを練習している。「センバツに照準を合わせ、実戦感覚を磨いている。甲子園では1球目からヒットを狙っていき、流れを作っていく。地元に恩返しするつもりで一つでも多く勝ちたい」と意気込む。 中学時代には陸上部で脚力を鍛え、50メートルを6・1秒で走る。また小学6年生の時は、松戸市の水泳大会で50メートル自由形で優勝したことも。県内の高校の野球部で監督を務めていた父親から学ぶこともあり、将来は「高校野球の指導者になりたい」と話す。 ◇最後まで残り練習続け 高橋秀昌捕手(2年) 高橋秀昌捕手(2年)は2020年の県大会3試合に出場した。強肩が武器で、送球には進塁を制する鋭さがある。 昨秋の県大会、関東大会は「出場の機会が少なくて悔しかった」と思い返す。技術を向上させようと、いつも最後まで残って練習を続けた。 全体練習が終わった後の自主練習。ティーバッティング、ボールを体で受け止めるストッピング、スローイングの練習などを夜遅くまで繰り返した。肩を鍛えようと、打撃練習の時は積極的にバッティングピッチャーを引き受ける。「毎日地道にやることで、体に染みつくと思う。時間を忘れて練習に打ち込んでいます」と笑みを見せる。 「これまでひたむきにやってきた。全身全霊で後悔のないプレーでやってきたことを出し切りたい」とセンバツに向けての抱負を語った。=つづく