[MOM4826]昌平MF田島鳳人(1年)_尊敬する先輩MFのように。ドリブル駆使したゲームメークと回収力で快勝へ導く
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [9.14 NBチャンピオンシップU-16 予選リーグ 昌平高 7-0 神戸星城高 時之栖うさぎ島G] 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 3度目の「ニューバランスチャンピオンシップU-16」優勝を狙う昌平高(埼玉)が7-0で快勝発進。自慢の攻撃力を見せつけたが、その力を引き出していたのがMF田島鳳人(1年=FC LAVIDA出身)とMF山本脩藍(1年=FC LAVIDA出身)のダブルボランチだ。 ともにテクニカルなプレーヤーだが、この日は切り替えの速さと回収力が際立った。田島は、「今日の試合、初めからみんなで回収しようと。いい守備からセカンド拾って、いい攻撃に繋げるっていうのが自分たちの強みと狙いなんで、そこは今日回収できて良かった」と振り返る。 技巧派揃う昌平の日々のトレーニングで奪う力、判断力が向上。田島は奪い返しを連発しただけでなく、ドリブルを駆使したゲームメークでも存在感を放っていた。「簡単にはたけるところははたきながらも、ドリブルで1枚剥がせたらその分チャンスなんで、そこは狙ってやっています」。相手の重心を見ながらドリブルでDFを剥がして前進し、展開力も見せてゴールを演出。その姿は今夏、昌平をインターハイ初優勝へ導いたMF大谷湊斗主将(3年)と重なるものがある。 大谷はU-18日本代表に選出されている技巧派ボランチ。中盤中央からボールロストせずにボールを運び、チャンスの起点になる。インターハイ準決勝では2得点の活躍。加えて、守備センスの高さも持ち合わせている。 田島は「大谷湊斗選手は凄く尊敬しています。実際に試合とか応援しに行ったりして、ちょっと意識っていうか、尊敬しているんで、真似してみようかなと思っています」。まだまだ差があることは確か。本人は得点力を伸ばすことを掲げ、「今週のニューバランスカップでもシュート打って得点1点取りたいです」と誓った。 昨年のニューバランスカップU-16でMVPに輝いた飯塚高(福岡)MF保科剛(2年)はその後、U-16日本代表に選出され、Jクラブも注目する存在に。田島も「代表とかに関わっていきたいです」と意気込んでいる。 昌平の日野口廉コーチも「いい時は攻守において、こうやってキーポイントになれる」と認める実力の持ち主。プレーに波があることが課題だが、「向き合って毎日同じパフォーマンスできるようにしていきたいです」と語る田島が、好パフォーマンスを続けてチャンスを掴む。