「私より先に泣かないで」 渋野日向子が明かす“復活”のキーマン 二人三脚で歩んだ人物へつづった感謝の思いに反響続々
「ずっとそばで戦い続けてくれたマネジャーに今回担いでいただきました」
◆米国女子プロゴルフ<全米女子オープン 5月30日~6月2日 ランカスターCC(ペンシルベニア州) 6629ヤード・パー70> 【動画】笹生優花のウイニングパットをセカンド地点から祝福する渋野日向子…チームジャパンの絆が垣間見える美しい“振る舞い”が話題に
女子プロゴルファーの渋野日向子が自身のインスタグラムを更新。戦いを終えた現在の心境を明かしました。
6月2日に最終ラウンドが行われ、笹生優花が日本勢初となる2度目のメジャー制覇を成し遂げて幕を閉じた「全米女子オープン」。 最終日を首位と2打差の4位から出た渋野は2バーディー、4ボギーの「72」で回り通算1アンダーでフィニッシュ。スコアを伸ばすことはできなかったものの今大会を単独2位で終え、優勝争いに最後まで加わりメジャーの4日間を戦い抜きました。 激戦を終え日本時間の3日にアップした投稿で渋野は「いつもご声援ありがとうございます」とコメント。 続けて「たくさん悩んでたくさんもがき続けて、少しだけ光が見えてきて、なんだかちょいと笑顔増えてきた気がするような」と胸の内を明かし、さらに「この5年間どんな時もずっとそばで戦い続けてくれたマネジャーに今回担いでいただきました」「心強いにも程があるくらい本当にいつもありがとうございます」と今大会でキャディーを務めた田谷美香子マネジャーに感謝の思いを伝えました。 今季はここまで9試合に出場して予選通過はわずか3試合のみ。最高位は「シェブロン選手権」の50位タイと苦しい日々が続いていた中での復活には、二人三脚で共にメジャーの舞台を戦ったマネジャーの存在が助けになったことを明かしながらも、「18番グリーンで私より先に泣かないでください」とおちゃめに注文をつけた渋野。 固い絆で結ばれた2人の深い関係性が垣間見えるエピソードが明かされ、最後に「まだまだ山あり谷あり人生続きます。ただひたすらがむしゃらに前向きに」と決意をつづり、「これからもご声援よろしくお願いします」とファンへメッセージを添えて投稿を締めくくりました。 この投稿には吉田優利、勝みなみ、西村優菜らツアーを共に戦う多くのプロゴルファーのほか、ファンから1万6000件を超える「いいね!」が寄せられ、日本中が熱狂した渋野の戦いぶりに大きな注目が集まっています。
渋野 日向子(しぶの・ひなこ)
1998年生まれ、岡山県出身。2019年のAIG全英女子オープンでメジャー初制覇。同年は国内ツアーでも4勝をマークし、賞金ランキング2位と躍進した。2020-21シーズンは、スタンレーレディスゴルフトーナメント、樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントで勝利。昨季は米ツアーを主戦場に戦った。国内ツアー通算6勝。サントリー所属。
e!Golf編集部