南アの見通し、「ポジティブ」に変更 経済改革の加速期待=S&P
[15日 ロイター] - 格付け会社S&Pは15日、南アフリカの見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変更した。国民統一の新政府による経済改革の加速と民間投資の回復が理由という。 政権発足以降、債券利回りとポートフォリオへの資金流入状況が改善したと指摘。これにより資金調達の条件が緩和され、通貨が強化された。 電力不足を緩和する民間主導の電力供給が一段と増え、鉄道や港湾、水道部門への民間参入も拡大が見込めるため、今年の国内総生産(GDP)成長率は小幅上昇するとの見通しを示した。 外貨建て格付け「BB-/B」と現地通貨建て格付け「BB/B」を維持した。