北海道の震度7地震6年で黙とう 44人死亡、最大被害の厚真町
北海道胆振地方中東部を震源とし、関連死を含め44人が死亡した地震は6日、発生から6年となった。最大震度7を記録し、大規模な土砂災害などで37人が亡くなった厚真町では、公園内に設置された慰霊碑前で、宮坂尚市朗町長や職員が黙とうした。 地震は2018年9月6日午前3時7分に発生。道内5市町で44人が死亡した。うち厚真町吉野地区では集落に近い山の斜面が約1.3キロにわたって崩落し、19人が犠牲になった。 他の自治体も含め、累計約1万6千人以上が避難し、住宅の全半壊は2300棟に上った。国内初となる全域停電も発生。インフラや農地の復旧はほぼ完了したが、崩れた森林の再生のめどは立っていない。