【MLB】プレストン・マティングリーがフィリーズGMに就任 名一塁手の息子 フルドGMはビジネス部門へ
日本時間11月9日、フィリーズはフロントオフィスの人事を発表した。サム・フルドGMはペンシルベニア大学のウォートンスクールでMBAを取得する2026年5月にビジネス部門の本部長に就任することが決まり、それまでは引き続きGMとして野球運営部門のサポートを続けていく。フルドGMが学業に重きを置くため、新たにプレストン・マティングリーがGM補佐からGMに昇格。プレストンは名一塁手ドン・マティングリーの息子であり、ドジャース傘下で6年間プレーした元マイナーリーガーだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 フィリーズのフロントオフィスを率いるデーブ・ドンブロウスキー編成本部長は「サムとプレストンは球界で最も優秀な若手の2人だ。(GMのポジションを共有するという状況は)我々にとっても、彼らにとっても、素晴らしいことだと思う」とのコメントを発表。ドンブロウスキーの後継者候補として注目されていたフルドだが、最終的には編成部門ではなくビジネス部門の道を選ぶことに。そして、フルドに代わるGMにはプレストン・マティングリーが抜擢されることになった。 フィリーズがマティングリーをGMに昇格させたのは、他球団からの引き抜きを防ぐという意味合いもあるとみられる。マティングリー本人は「私は常に与えられた役割をしっかりこなし、成長することを目指してきました。サンディエゴのA・J・プレラーGMやフィラデルフィアのサム・フルドのような人々を観察し、彼らの仕事ぶりに感銘を受け、彼らから学んで成長し、いつかは彼らと同じ仕事がしたいと思っていました。今回、GMに昇格することが決まり、とてもワクワクしています」と意気込みを語った。 なお、フィリーズはこれ以外にも、ルーク・マートンが打撃育成ディレクターから選手育成ディレクターに昇格することを発表。また、マートンの補佐を務めていたエドワー・ゴンザレスがマートンの後任として打撃育成ディレクターに就任することも決まっている。