シンガー・ソングライター、安藤裕子が、能登支援で初の〝黄金の茶室ライブ〟開催へ
アニメ「進撃の巨人」のテーマ曲「衝撃」などで知られるシンガー・ソングライターで女優、安藤裕子(47)が11月9日、石川・金沢市の金箔(きんぱく)メーカー、箔座(はくざ)の本店にある「黄金の茶室」で、能登復興支援ライブを行うことが30日、分かった。 同社が能登半島地震と豪雨の被災地の復興を支援しようと、親交のある安藤に声をかけ、快諾を受けて企画。当日は午後6時から1時間、被災者約20人を無料招待しチェロなどの生演奏をバックに行われる。地震発生から丸1年となる来年1月1日に有料で動画配信。収益金の一部は被災地に義援金として寄付される。曲目や配信元を含め詳細は後日、同社の公式HPで発表するという。 「黄金の茶室」は1990年4月に設置(広さ4畳半)。豊臣秀吉が千利休に作らせた茶室がモデルで、熟練の職人たちが最高級の金箔約4万枚を使い総工費約1億円で完成させた。普段は来店者の見学用で、音楽ライブで使うのは初めて。観客は茶室前の板の間で聴く形となるが、どんな音色になるのか幅広く注目されそう。 安藤はささやくように、時に叫ぶように心を揺さぶる歌声に定評がある。「衝撃」は2020年12月からNHKで放送された「進撃の巨人」のエンディングテーマ曲に選ばれ、大ヒットした。箔座の広報担当は30日、サンケイスポーツの取材に「金箔の輝きと安藤さんの歌が被災地の皆さんを含め多くの人の心に輝く明かりとなり、被災地の復興が進めばと思います」とコメントした。