【40代・50代におすすめ】ニコライ・バーグマンがプロデュース!デンマーク人アーティストによる「花」の展覧会@箱根
エスケさんに話しかけてみると、とても気さくで、撮影にも笑顔で答えてくれました。日本のアートや相撲なども大好きとのことで、この日は浮世絵がプリントされたTシャツを着ていましたよ。
朝食を食べ終わった頃、ニコライさんも登場し、エスケさんと2人で、今回の展覧会への思いを語ってくれました。 ニコライ:20数年前に日本で暮らすようになってからずっと、日本の美術や着物など、伝統文化に惹かれてきました。最近は、モダンアートにもはまっていて、今回は同じデンマーク人アーティストのエスケとコラボレーションをすることになりました。 エスケとの出会いは、実はインスタグラム。今の時代らしい出会い方ですよね(笑)。ある日、エスケから「一緒に仕事をしませんか?」とメッセージが届きました。そして「東京に、絵が描けるような大きな壁のあるビルはありますか?」と。東京でそのようなビルを見つけるのは難しいので、箱根にある私たちのガーデン(ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ)ならできるのでは?とひらめきました。 エスケが来日すると、箱根でいったい何ができるだろうかと話し合いました。最終的に彼が提案したのは、私が花の作品を手に持ち、その花をエスケが描くというものでした。
エスケ:実は、花をモチーフにした展覧会というのは、今回が初めてでした。これまで偉大な画家たちが花の作品を描いてきたので、それとは異なる新しいことを表現するのは難しいと思っていたんです。でも、フラワーアーティストのニコライと出会い、彼の作品に触れ、花をテーマに描きたいと思いました。
エスケ:展覧会のタイトルは「FLOW, US(フロー、アス)」。言葉の響きが、フラワーズに似ていますよね。それも気に入っています。 フローという言葉には、流動性や動きという意味があります。実際に花を見て、その動きなどを表現しています。ニコライがブーケを作っている間、彼の周りをうろうろして、彼の作っている姿を動画や写真におさめました。それを大きいサイズにプリントして、描いていったのです。その一連のプロセス自体が、自分にとって新たな発見であり、今後もやっていきたいなと思います。