福島県西郷村の林に無許可で盛り土が造成された事件で、白河署は27日までに、茨城県つくば市、会社役員の男（59）＝森林法違反（無許可開発、中止命令）で起訴＝を不動産侵奪の疑いで追送検した。 　追送検は26日付。送検容疑は、男が代表を務める「秋津洲（あきつしま）工業」で所有している同村真船の土地以外に、近接する複数の他人の土地を侵害して盛り土を造成していた疑い。 　同署によると、男は昨年12月上旬～今年2月中旬の間、県知事の許可を得ず、所有する林に盛り土を造成するなどの開発行為をしており、盛り土の面積は約1・5ヘクタールに及んでいたとみられる。