ビットコインとドル指数の逆相関関係が崩れる?──オプションは共に強気のバイアス
ロングする価値がある?
オプショントレーダーがビットコインに楽観的な見方をしているのは、暗号資産支持派とされる共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の勝利の可能性が伝統的な市場で高まっているからだ。 「トランプ氏勝利の可能性の上昇はロングの価値があり、市場参加者がポジションを構築しているのが見られる。危機が拡大しなければ、BTCは今後数週間で7万ドルに達し、現在の下値支持線を維持しながら、さらに高値を更新するだろう」と、暗号資産流動性プロバイダーゼロキャップ(Zerocap)の最高投資責任者(CIO)であるジョナサン・デ・ウェット(Jonathan de Wet)氏は電子メールで述べた。 最近、トレーダーたちは権利行使価格8万ドルのコールオプションを買い進めている。上昇への期待が全体的に高まっていることは、10万ドルのコールオプションが現在最も人気のオプションとなっており、想定元本10億ドル(約1500億円、1ドル=150円換算)以上の建玉を誇っていることからも明らかだ。 「アメリカの選挙は、過去6カ月間、暗号資産にとって比較的支配的な話題として浮上している。ドナルド・トランプ氏は、暗号資産分野を幅広く受け入れており、具体的な政策提案も含まれている。一方、カマラ・ハリス(Kamala Harris)政権下での暗号資産政策の性質は不明確だ」と、FRNT Financialは15日のニュースレターで述べた。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:Bitcoin's Inverse Ties With Dollar Index Challenged as U.S. Election Looms
CoinDesk Japan 編集部