「ドラゴンボール」初期技としてはめちゃくちゃ優秀!ノーダメだけと効果抜群の目眩まし「太陽拳」初登場シーン
攻撃力はゼロなのに、これほど愛された技が他にあっただろうか。第22回天下一武道会で、天津飯(CV:鈴置洋孝)が目くらまし技である「太陽拳」を初披露したシーンを改めて振り返ってみよう。まさかこの技が以降も孫悟空(CV:野沢雅子)たちのピンチを救うことになるとは、誰が想像できただろう? 【映像】天津飯が「太陽拳」を初めて使ったシーン(10分30秒ごろ~) 準決勝第1試合は亀仙人(CV:宮内幸平)扮するジャッキー・チュンと天津飯の対決となった。天津飯の悪に染まり切れない内面を見抜いていたジャッキー・チュンは、天津飯の武道の腕を惜しみ、鶴仙人(CV:永井一郎)と手を切るよう語りかけながら戦いを続けていた。 師匠を悪く言われたと感じた天津飯は、「ほんの少しだけ本気で相手をしてやるぜ」と前振りし両手を顔に近づけ構えた。次の瞬間、天津飯は「新鶴仙流太陽拳!」と叫ぶと、体全体から眩しすぎるほどの光を発した。 会場全体がホワイトアウトするほどの光に包まれ、不意を突かれたジャッキー・チュンは「目が……どこじゃ……」と眩しさで目をやられてしまった。その直後、天津飯の強烈な膝蹴りを後頭部に受けてダウンしてしまう。 攻撃力は一切ないものの、次の攻撃のための目くらましとしては太陽拳は非常に有効だ。太陽のように強烈な光を発するこの技だが、天津飯の見た目からツルツル頭が技の発動に関係すると思った人もいたようだが、意外にもそうではなかった。 なんと次に太陽拳を使ったのは、第23回天下一武道会で天津飯と戦った悟空だったのだ。元祖太陽拳の使い手である天津飯は、自身の技で動きを止められてしまったのだった。 太陽拳はその後も悟空が大猿化したベジータと戦った際や、ナメック星編でクリリンがドドリアやフリーザから逃げたときなど様々なシーンで使われてきた。また、「ドラゴンボール超」でも未来トランクスが使うなど、意外と愛用者も多い。直接攻撃ではないがドラゴンボールになくてはならない技のひとつだ。 1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載され、シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える鳥山明の同名漫画が原作。以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作され、20作を超える劇場版も公開されたほか、数多くのゲームシリーズにもなっている大ヒット作だ。 40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月11日より放送中。 (C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
ABEMA TIMES編集部