レクサスの高級SUV「新型NX」登場! 何が変わった? 個性派「アウトドア仕様」初設定! 体感して分かったコト
レクサスはグローバルで様々なSUVを展開しています。そのなかでもコアモデルとなるのが「NX」。 その見た目からもオンロードが似合うアーバンなSUVという印象を受けますが、新たにオフロードが似合う「“OVERTRAIL”パッケージ」が追加されました。 【画像】超カッコいい!これが「新型NX」です。画像を見る!(30枚以上)
NXはレクサスのグローバルコアモデルとして、90以上の国と地域で販売されています。 初代は2014年に登場。当時は「UX(2018年)」や「LBX(2023年)」がラインナップされていなかったこともあり、SUVらしい力強さを兼ね備えたコンパクトクロスオーバーとして誕生しました。 2021年には現行となる2代目が登場し、新世代レクサスのデザインを盛り込んだほか、ブランド初のPHEV(プラグインハイブリッド)を採用するなど、レクサスの電動化を推し進める重要なモデルとなっています。 2代目は登場後に、日本市場において2023年3月に最初の一部改良を実施。ここではボディ剛性向上や足回りやハンドリングの改良などが行われています。 そして今回、2024年2月9日に2回目の改良が行われました。 ここでは、ハンドル操作のダイレクト感を向上させたほか、リアボディ変形を抑えるブレース等を追加することでさらにボディ剛性を向上させています。 加えて走り込みを通じてサスペンションのチューニングを熟成し、乗り心地も高い次元で両立しました。 この成熟とはどのようなものなのか、開発担当者は「ボディ剛性をしっかり固め、そのうえで、バネ、スタビライザー、アブソーバーをチューニングし直しています。さらにEPSのチューニングもし直して、サスペンションとEPSの協調制御を実現しました」と話しています。 また、NX450h+、NX350h、NX350では「走行制御の改良」を行ったことで、スムースな発進やアクセル操作に対するリニアな車速コントロールを実現しました。 この制御の改良について、前述の担当者は次のように話しています。 「HEV及びPHEVについては、加速時のモーターとエンジンの出力分担を見直し、エンジンが吹け上がりにくいような走行制御の改良を行いました。 2.4リッターターボでは走り始めのATの滑りを許容し、少し回転を持ち上げて、アクセルに呼応した加速感につながるようにしました。 また、アクセルを踏んでいる足の離し方を見ながら、不要なシフトアップに ならないような改良も加えています」 その他にNX350では、さらに走り始めの前後トルク配分の見直しを行っています。 またNXのAWD全車に適用される「Trailモード」も改良されました。 これは、凸凹路等で発生しやすいタイヤの空転を自動で制御し接地輪に駆動力を最適に配分することで、走破性を向上させています。 またボディ系・エンジン懸架系のNV諸元を見直すことで静粛性をさらに高めたと言います。