渡辺明九段、4度目優勝かかるJT杯に「5年ぶりの思いを乗せて」/将棋
将棋の渡辺明九段(40)、広瀬章人九段(37)が22日、東京都内で行われた「将棋日本シリーズ 第45回JTプロ公式戦」のトークショーに出席した。 JT杯は、JT杯覇者やタイトルホルダー、前年度賞金ランキング上位者を合わせた12人の棋士が公開対局で戦う早指し棋戦。決勝は24日に行われ、2人は2019年以来5年ぶりに決勝で激突。渡辺九段は4度目の優勝、広瀬九段は初優勝をそれぞれ目指す。両者の対戦成績は渡辺九段の22勝16敗。 渡辺九段は「JTプロ公式戦は限られたトップ棋士しか参加できない棋戦。その中で決勝を戦えるのは棋士冥利に尽きる。5年ぶりの大舞台で5年ぶりの思いを乗せて臨みたい」と意気込んだ。 トークショーでは、8月にJT杯2回戦が行われた広島でマツダスタジアムを訪れ、プロ野球広島-ヤクルト戦を観戦したというエピソードを披露。ヤクルトファンで知られる渡辺九段は「マツダスタジアムでのヤクルト戦の3連戦は年に4回くらいしかないので、大会にちょうどぶち当たって、誰かがそういうふうにしてくれたのかな。3、4月くらいの段階でチケットを買っていた。(ヤクルト戦を観戦した)土日とも連敗しました。将棋は勝ち上がることができたのでよかったです」と話していた。