日米関係「かつてなく強固」、日鉄巡る質問にブリンケン氏答えず
David Brunnstrom Simon Lewis Trevor Hunnicutt Tim Kelly [東京/ワシントン 7日 ロイター] - 訪日したブリンケン米国務長官は7日、東京都内で岩屋毅外相と会談した。バイデン米大統領が日本製鉄によるUSスチール買収の阻止を決めたことが影を落とす中、両外相は日米関係について「かつてなく強固」との認識で一致した。 ブリンケン氏はメディアに対し、日鉄に言及せず、質問も受け付けなかったが、日本外務省の発表文によると、両外相は日鉄によるUSスチール買収を含む経済分野について意見交換した。 また、「日本企業による対米投資を含む日米経済関係の重要性を改めて確認」したという。 ブリンケン氏は、米日両国は志を同じくする国同士の協力関係において「先導的」だと指摘。「この関係が今後もずっと続くと強く確信している」と語った。 同氏は石破茂首相とも会談。バイデン氏の決定が2国間関係に与える影響について会談後に記者団が叫ぶように質問したものの、答えることはなかった。