引退発表の長谷部誠へ感謝!フランクフルトSD「常に素晴らしいロールモデルだった」
今季限りでの現役引退を発表した元日本代表キャプテン長谷部誠について、フランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)が語った。 2014年に30歳でフランクフルトに加入した長谷部。するとこれまで公式戦303試合に出場し、2017-18シーズンのDFBポカール、2021-22シーズンのヨーロッパリーグ制覇の立役者になるなど、中心選手としてチームを牽引してきた。40歳となった今季は出場機会を減らしているものの、先日のシュトゥットガルト戦(0-3)戦では先発を飾って85分までプレーしている。 そんな長谷部だが、17日に今季限りでの現役引退を発表。「チームとともにラストスパートに集中したい」と残るシーズンへの意気込みを示しつつ、さらに選手生活を終えた後もフランクフルトに残留することを明かしていた。 そしてクレシェSDは、「マコトはいつだって、多くの選手にとっての素晴らしいロールモデルだ。そのプロフェッショナルな姿勢とライフスタイルのおかげで、40歳となった今でもハイレベルなプレーができるんだ」とコメント。その上で、「シーズン後に現役生活に終止符を打つという彼の決断は尊重するに値する。マコトは、アイントラハトで素晴らしいことを成し遂げたんだ。彼が成し遂げた多くの功績を引き継ぐために、このクラブに残ってくれることを嬉しく思うよ」と今後の活躍にも期待を込めている。 なおドイツ『キッカー』は、「2014年に30歳でフランクフルトに加入した時、長谷部自身も自分のプロキャリアで最も長い年月が待ち受けているとは思わなかったはずだ。それから約10年が経ち、終焉が近づいている」としつつ、シュトゥットガルト戦での出場がブンデスリーガのフィールドプレイヤーとしては史上5番目の年長記録(40歳86日)だったことや、これまでの功績を紹介している。