クオカードやブロック735枚 業者から物品受け取る 常陸大宮市男性主査 減給3カ月 茨城
茨城県常陸大宮市は10日、利害関係のある解体業者、施工業者から物品を受け取っていたとして、駅周辺整備推進課の40代の男性主査を、減給3カ月の懲戒処分にしたと発表した。同日付。 男性主査は常陸大宮駅周辺整備事業を担当。市総務課によると、駅西口の道路やポケットパークの整備伴い、今年3月ごろ、顔見知りになった解体業者からクオカード9000円分を受け取った。さらに9月末~10月上旬の間に、施工業者から整備工事で余ったブロック計735枚(約15万5200円相当)を私的に受け取ったとされる。 10月上旬、工事現場のブロックが少なくなっていたことから、同課が調べたところ、男性主査が自宅に持ち帰っていたことが判明し、クオカードを受け取ったことも分かった。主査は事実を認め、物品はいずれも返却したという。 市は監督責任を問い、男性職員の上司に当たる建設部長、同課長、同課長補佐をそれぞれ訓告処分にした。 鈴木定幸市長は「市民の皆さまに深くおわび申し上げます」とコメントした。
茨城新聞社