不調レアル・マドリー、負傷者続出でスタッフ間で衝突か…アンチェロッティとトレーニング責任者の間にも緊張
レアル・マドリーのスタッフの間に緊張が走っているようだ。『The Athletic』が伝えた。 昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)とラ・リーガを制したレアル・マドリー。今夏にはキリアン・エンバペを獲得して、その地位をさらに強固にしたかに思われたが、開幕から調子が上がらず。宿敵バルセロナにホームで0-4の大敗を喫し、CLでは早くも2敗目を記録した。これを受け、カルロ・アンチェロッティ監督の進退に関する話題も浮上し始めている。 レアル・マドリーの不調の原因の1つとされているのが負傷者の多さ。開幕からの3カ月で、ダヴィド・アラバ、ホアン・マルティネス、ダニ・カルバハル、ハコボ・ラモン、エデル・ミリトン、ティボー・クルトワ、オーレリアン・チュアメニ、ルーカス・バスケス、ロドリゴと9選手が離脱中。このことがフィジカルトレーニングに対するバックルームスタッフの不信感を招いているようだ。 レアル・マドリーのパフォーマンス部門のトップであるアントニオ・ピントゥス氏はフィジカルトレーニングの責任者だが、同氏のやり方が時代遅れであると考える一部の人間もいる模様。実際に、ジュード・ベリンガムは昨シーズンに「トレーナーは僕たちを殺すのが好きだ」と冗談交じりにトレーナーの厳しさを語っていた。 さらに、アンチェロッティ監督とピントゥス氏の関係性もここ数カ月の間、緊張状態の様子。同メディアによると、重要な決定にほとんど関与できないことに対してピントゥス氏が不満を募らせ、試合の中でも意見の食い違いがあるようだ。 ピントゥス氏らトレーナー側からすれば、負傷者が続出するのは過密日程が原因であると考えている模様。しかし、スタッフ内での緊張状態を受け、同氏の今後は未定の状態であるとも伝えられている。