夏場の災害に備えたい…スタンプを押すだけで凍る? 画期的な冷却アイテムを発見
8月8日、宮崎県・日向灘を震源とする震度6弱の地震が発生。それに伴い気象庁が地震発生の危険を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報」を発信し、各地ではイベントの中止や鉄道の運休が相次いだ。 【写真】布を折りたたんでスタンプすれば、一度に複数箇所を凍らせることができる 警戒期間は1週間で解かれたものの、当然ながら地震はいつやってくるか分からない。実際に神奈川県や茨城県など各地で地震が発生。猛暑日が続く昨今の夏、断水や停電となれば熱中症のリスクも恐ろしい。夏場の防災にも注意したいなか、アウトドアメーカー「ロゴスコーポレーション」(本社:大阪市住之江区)が画期的な暑さ対策グッズを販売している。 ■ スタンプを押すだけで、冷却アイテムに早変わり 連日35度を超える今年の夏。万が一にも地震が発生し停電などが起こった場合、熱中症などの二次災害も予想される。なにかいい暑さ対策アイテムは・・・と探していたところ、思い浮かんだのが同社が4月27日より発売している「LOGOS 瞬間アイススタンプ」だ。同製品は濡らした布に1度プッシュすればスタンプ状の氷ができ、その場で冷却アイテムに早変わりするというもの。 筆者は以前に使用したことがあるのだが、薄いおしぼりでも使えるうえ、冷却スプレーやシートと比べてみても、確実な冷たさを感じられた。もしや夏場の災害時にも利用できる? とさっそく同社に訊いてみると、「あらかじめ保冷する必要がなく常温で使えるため、夏場の災害に備えて防災備蓄品としてもおすすめです」と担当者。 ■ 首や脇にあてて、効率的に冷やすことができる 同製品の基本的な使い方は、タオルやハンカチなどにプッシュし、凍ってできたスタンプを冷やしたい部分に直接当てて冷やす。では濡れた服を着たままスタンプを使えばより冷却効果を得られるのでは?と思ったが、担当者いわく「肌の凍傷につながる可能性もある」とのこと。あくまで部位ごとに使用するのが正しい使用法のようだ。 一般的に、首や脇、太ももの付け根などを冷やせば効率的に身体を冷やすことができるとされている。担当者によれば「タオルを重ねて数秒スタンプすれば、タオル全体に氷のスタンプができます。そのまま首にかければ首周りを全体的に冷やすことも可能です」とのことなので、熱中症対策として覚えておきたい。 ◇ アウトドアブランドとして知られる同社が販売しているだけあり、キャンプやアクティビティでの暑さ対策や、スポーツでケガをした際のアイシング(応急処置)の需要が高いという同製品。先日の地震から「もしもの備えとしても使える」と購入する人もいるそうで、今後防災グッズとしての需要も高まりそうだ。 「LOGOS 瞬間アイススタンプ」の価格は1375円。ロゴスのオンラインショップのほか、スポーツ用品店、キャンプ用品店でも購入できる。 取材・文/つちだ四郎