ススキノ殺人事件 母親公判 娘は過去の切断事件を検索か
札幌すすきので、去年、男性が殺害され親子3人が起訴された事件の母親の5回目の公判で、弁護側がパソコンの検索履歴を証拠として提出しました。ススキノのホテルで去年、会社員の男性が殺害され、頭部が切断された状態で見つかった事件では、札幌・厚別区の田村瑠奈被告ら親子3人が殺人などの罪で起訴されています。きょうは死体遺棄ほう助などの罪に問われている母親の浩子被告の5回目の裁判で、証拠調べが行われました。検察側は、あらためて父親の修被告の使用端末に「殺人時効」など事件への関与を示すような検索履歴が残っていたと主張。これに対し弁護側は、瑠奈被告が事件前後に自身のパソコンで「千葉バラバラ女性遺体」など、過去に起きた切断事件を検索していたとするデータを提示。修被告の端末の履歴も瑠奈被告による検索と考えるのが自然だなどと主張しました。娘を中心としたいびつな家族関係の中で、母親、浩子被告の「ほう助罪」が成立するかどうかが争点となっています。