利用者と交流する欧勝海（右から３人目）＝津幡町東荒屋の特別養護老人ホーム「ふぃらーじゅ」

　　●鳴戸親方も 　津幡町出身で、大相撲夏場所で東十両13枚目を務めた欧勝海（鳴戸部屋）らが27日、地元の特別養護老人ホーム「ふぃらーじゅ」を訪れ、利用者約60人と交流した。欧勝海は「皆さんに応援してもらえると励みになる。地震でまだ大変だと思うので、僕らが頑張ってみんなに元気を与えたい」と笑顔を見せた。 　欧勝海と鳴戸親方（元大関琴欧洲）、欧勝馬が訪問した。3人が姿を見せると、利用者は「かっこいいねー」「どうしよう見られん」などと喜び、大きな拍手で迎えた。記念撮影や握手をし、涙を流して喜ぶ人もみられた。 　地震で自宅が被害を受け、避難している沖見あや子さん（84）=輪島市門前町=は「お相撲さんて大きいけど、案外かわいらしい顔しとるね。夢みたいにうれしかったし、いい思い出ができた」と喜んだ。 　鳴戸部屋は24～26日に射水市で合宿を行い、名古屋場所（7月）に向かう途中で立ち寄った。