セレッソ大阪 小菊監督が今季限りで退任 クラブ一筋27年 プロ選手経験なしでJ1指揮官 神戸出身
サッカー・J1のセレッソ大阪は11日、小菊昭雄監督(49)が、契約期間満了に伴い、今シーズンをもって退任することになったと発表しました。 セレッソ大阪の魅力は「成功と失敗を繰り返す“かわいさ”」熱烈サポーターの若手芸人が熱弁 兵庫県神戸市出身の小菊監督は、神戸の滝川第二高校時代、1年後輩になる現ヴィッセル神戸監督の吉田孝行氏らとともにプレー。その後、愛知学院大学を経て、1998年からセレッソの育成組織のコーチとして指導者の道を歩み始めます。 その後、スカウト時代には、当時、宮城のユースチームでプレーしていた香川真司選手(元日本代表MF、神戸市出身)を発掘し、セレッソに迎え入れました。 2006年以降は、セレッソのトップチームで長年にわたってコーチをつとめ続け、選手を常に盛り立てる兄貴分として、桜のチームに不可欠な存在に。香川選手や、乾貴士選手(現、清水エスパルス)、柿谷曜一朗選手(現、徳島ヴォルティス)、清武弘嗣選手(現、サガン鳥栖)、山口蛍選手(現、ヴィッセル神戸)、南野拓実選手(現、モナコ/フランス)といった、後にW杯で活躍する日本代表選手を含めて、多くのプレーヤーを支えてきました。2017年度のJリーグルヴァンカップ優勝、天皇杯制覇の2冠にもスタッフの一員として貢献しました。 そして、2021年8月、前任のレヴィー・クルピ監督のあとを受けて、監督に就任。プロでの選手キャリアなしのJ1指揮官として注目を浴びました。ファン・サポーターからも愛される熱血漢は、3シーズン半にわたって指揮をとり、ここまでJ1リーグ戦では114試合で46勝28分け40敗。JリーグYBCルヴァンカップでは2度、準優勝という成績を残しました。 ただし、リーグ優勝など、タイトル獲得を目標としていたクラブで、J1では途中就任の2021年が12位、2022年は5位、2023年は9位。今シーズンは、33試合を終えて首位と勝点15差の7位。カップ戦も敗退し、タイトル獲得は絶望的な状況となっていました。 セレッソは、来シーズンの監督について、決まり次第お知らせするとのことです。
ラジオ関西