「強い、気が強い」駒澤大学・藤田監督もうなるルーキー谷中晴 出雲駅伝の翌日にみせた力走
2025年1月2、3日に行われる第101回箱根駅伝。駒澤大学は、2年ぶりの王座奪還を狙う戦いです 【画像】2年ぶりの総合優勝を狙う駒澤大学の篠原倖太朗選手
出雲駅伝後にみせたルーキーの“強さ” 指揮官も絶賛
学生三大駅伝の開幕を告げる出雲駅伝。駒澤大は、最終6区で國學院大學とのエース対決に敗れ、2位で幕を閉じました。 実はその日、“もう一つの出雲駅伝”が開催。出雲駅伝に出走しなかった選手たちが参加した5000m記録会で、次の全日本大学駅伝に向けてアピールをみせた選手がいました。 出雲駅伝のメンバーに選ばれながら出走とはならなかった1年生の谷中晴選手は、序盤から積極的な走りを披露。ラスト1周でスパートし、後続との差を引き離し、13分49秒71の自己ベストをマーク。「獲りました!」と1位フィニッシュを喜びました。
レースを見守った藤田敦史監督は、「お疲れさん、おめでとう」と握手。「これが大事。チームで負けて、この記録会では絶対トップ獲ると言った。それが実行できたってことはよくやった」と言葉をかけます。 また「谷中は強い、気が強いです。これは全日本使えますよ、間違いなく」と言葉を残しました。 迎えた11月の全日本大学駅伝。谷中選手は4区にエントリーされます。チームは2区時点で16位と出遅れますが、3区の伊藤蒼唯選手(3年)が8人抜きの快走。8位でタスキを受けた谷中選手は、その勢いを加速させ、3つ順位を上げる区間3位の力走。監督の期待に応える堂々たる大学駅伝デビューで、チームも2位で大会を終えました。 101回目の箱根駅伝エントリーメンバー16名に名を連ねた谷中選手。気持ちの強さをたたえられたルーキーは、1年目から箱根デビューとなるのでしょうか。