九条ねぎ216キロ盗んだ元農業の男に有罪判決 自身の農園は発育悪く「盗んで埋め合わせ」
京野菜の「九条ねぎ」を畑から盗んだとして、窃盗罪に問われた元農業の男(28)の判決公判が19日、京都地裁であり、山口智子裁判官は懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。 【写真】根本からザックリ…九条ねぎが盗まれた畑 判決によると、8月30日~9月1日、京都府久御山町の畑で九条ねぎ約216キロ(約19万円相当)を刈り取って盗んだ。 山口裁判官は判決理由で、被告の農園は酷暑の影響でネギの発育が悪く、取引先に納める量を確保するため犯行に及んだとした上で、「同業者の畑から盗むことで埋め合わせをした経緯や動機に酌量の余地はない」と非難した。