「楽しくなっちゃって」宇佐美貴史が豪華な“自主トレ”。肉離れから1か月、小学生と真剣勝負で「ミッション遂行」
元サッカー日本代表の本田圭佑が発起人の全国大会「4v4 JAPAN CUP 2024 RESPECT YOU, au」のファイナルが26日に行われ、U-10部門はGAMER、U-12部門はバルサ奈良がそれぞれ優勝した。決勝戦後には、レジェンド選手とのスペシャルマッチも行われ、ガンバ大阪の宇佐美貴史も出場している。 発起人である本田の意向もあり、宇佐美、本田らレジェンド選手たちは真剣勝負で大会を制した小学生チームに対峙した。大会を終えて宇佐美は「楽しかったです。子どもたちにとっては貴重な経験で、素晴らしい場所になる」と感想を述べた。 【一覧】2025年 Jリーグ全60クラブ 最新移籍情報はこちら! 宇佐美自身は、天皇杯決勝直前の11月21日に右ハムストリングの肉離れで戦線離脱していた。天皇杯と残りのリーグ戦を全休していただけに、この日のコンディションについては、「ある程度治っていますし、個人でもしっかり動いている中で、あまりやり過ぎないようにと言われていた」と話した。 イベントの最後には、レジェンド選手9人が2チームに分かれて戦うスペシャルマッチも行われた。レジェンドマッチではゴールプレイヤー(サッカーにおけるGK)の位置で、後方支援に徹していた宇佐美だったが、スペシャルマッチでは宇佐美らしいテクニックを披露する場面も。三浦知良と交錯して周囲をひやっとさせる場面もあった。 「(交錯したシーンで)冗談で『危ない!』って言ったらすぐに謝ってくださって(笑)。(2022年3月に)アキレス腱を切ったときに、カズさんとは面識がなかったんですけど連絡してくださって。そこからお会いすることもあって、今日もまた一緒にボールを蹴ることができたのは本当に光栄です」 宇佐美は「いかんせんちょっと楽しくなっちゃって」といたずらっぽい笑みを浮かべながらも、もちろん「怪我が悪化しないようにプレーした」と患部のコンディションを最優先にしていた。「今日は自主トレのつもりで、サッカーの上手い人たちとボールを蹴って、身体を動かして汗をかいて帰る。そのミッションはしっかり遂行できた」と話した。 豪華な“自主トレ”を終えた宇佐美は、数週間後に始まる新シーズンに向けたチームの始動に照準を合わせる。「キャンプからは普通に入れるかな」と見通しについても触れている。 (取材・文:加藤健一)
フットボールチャンネル編集部