国頭にコーヒー店「フィーカやんばる」 県最北端のコーヒー焙煎所
コーヒー店「Fika YAMBARU(フィーカやんばる)Coffee」(国頭村宇嘉、TEL 0980-43-0977)が11月24日、オープンした。(やんばる経済新聞) 【写真】「フィーカやんばるコーヒー」が提供するコーヒー 沖縄県最北端の辺戸岬で「ふしくぶカフェ」を営む永井良太さんが出店した。場所は国道58号線沿いの宇嘉区公民館隣。席数は、カウンター=5席、テーブル=13席、テラス=6席。店内には焙煎(ばいせん)機を備える。店名は、スウェーデン語のスラングで「コーヒーを飲みながらおしゃべりする」という意味を持つ。 提供するのはオリジナルブレンドの自家焙煎コーヒーで、コロンビアやマラウィ、インドネシアのマンデリンを使い、深いりでこくがある味わいに仕上げた。メニューは「ドリップコーヒー」や「エスプレッソ」「アメリカーノ」(以上500円)、「オーツミルクラテ」(650円)や「エスプレッソトニック」(700円)、「コーヒービール」(1,000円)など10種類。 焙煎を担当するのは、国頭村地域おこし協力隊の關(せき)風我さん。これまで日本一周の旅をしながら、各地でコーヒー豆を焙煎し「旅人喫茶」を開いてきた。旅の途中に県内で永井さんと出会ったことがきっかけで、同村に住むことにしたという。 永井さんは「自家焙煎すればコーヒーを身近なものとしてカジュアルに提供できると思った。出店することで地域に雇用を生みたいと考えてきた。やんばる3村ではコーヒーが栽培されていることもあり、コーヒーを通じて地域活性化ができれば」と話す。 「当店は、沖縄県最北端のコーヒー焙煎所にもなる。コーヒーを飲みながら国頭の山や海を見てゆっくりしてほしい。地元の人と観光客との交流の場にもなれば」とも。 営業時間は12時~18時。火曜・水曜定休。
みんなの経済新聞ネットワーク