カン・ジファン、前事務所Jellyfishとの訴訟が最高裁判所へ…スタッフへの性暴行が起因
俳優カン・ジファン(本名:チョ・テギュ)と前事務所間の損害賠償請求訴訟が最高裁判所に移ることになった。 6日、法曹界によると、カン・ジファンの前事務所であるJellyfishエンターテインメントは、11月27日、カン・ジファンを相手取って提起した損害賠償請求訴訟の控訴審の結果に不服、上告状を提出したと知られた。 先月11月6日、ソウル高等裁判所民事6-1部(部長判事:キム・ジェウク、カン・ギョンピョ、イ・ギョンフン)は、カン・ジファンの前事務所Jellyfishエンターテインメントが、彼を相手取って提起した損害賠償請求訴訟の控訴審で「被告が原告に34億8,000万ウォン(約3億8,300万円)相当を支払うように」と判決を下した。 2023年11月、裁判部はJellyfishエンターテインメントの請求を棄却した。カン・ジファンのスタッフ性的暴行事件が、Jellyfishとの契約終了後に発生したため、損害賠償を認める証拠がないというのが理由だった。しかし今回の控訴審では裁判部が第1審の判決を覆した。 先立ってカン・ジファンは2019年7月9日、自宅でTV朝鮮のドラマ「朝鮮生存記」の女性スタッフ2人と飲み会をした後、彼女たちが寝ていた部屋に入って1人を性的暴行し、もう1人にわいせつ行為をした疑い(準強姦及び準強制わいせつ)で起訴され、裁判が行われた。 この事件でカン・ジファンは出演中だった20部作のドラマから12部で降板し、残りの8話分は他の俳優が代わりに撮影した。 これにより被害を被ったドラマ制作会社は「カン・ジファンの犯行によって出演契約上の義務履行が不可能になった」とし、すでに支給された出演料と契約書上の違約金など計63億8,000万ウォン(約7億円)を返還させる訴訟を提起した。 第1審の裁判部は全体金額のうち、 6億1,000万ウォンに対してのみ事務所の責任があると見たが、控訴審では53億8,000万ウォンを事務所とカン・ジファンが共同負担するよう判決した。それに対し、Jellyfishエンターテインメントがカン・ジファンを相手とって42億ウォン相当の債務不履行損害賠償請求訴訟を提起し、法的紛争となった。
パク・ジョンス