羽田空港で始まる公式アプリを活用したポイントサービス「HANEDAポイント」

　羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング（9706）は、空港内の店舗で買い物をするとポイントがたまるサービス「HANEDAポイント」の正式運用を週内にも始める。空港ビルによると、買い物の金額に応じたポイントサービスは、クレジットカードやQRコード決済のポイント付与を除くと国内空港では初で、利用者は羽田空港の公式アプリ「Haneda Airport」に表示される会員証を対象店舗で提示するとポイントをためられる。 　ポイントは500円ごとに2％相当の10ポイントがたまり、100ポイントごとに100円のクーポンに交換できる。クーポンの額面は100円と500円、1000円の3種類で、ポイントをクーポンに交換する際はアプリ内で「HANEDA会員」の会員登録が必要になる。 　対象店舗は、第1ターミナルが27店舗、第2が20店舗の計47店舗でスタートし、順次拡充していく。ポイントの有効期限は3年間で、クーポンは交換後24時間以内となる。また、ポイントの事後申請機能も用意し、会計後にアプリをダウンロードしてポイントをひも付けできるようにした。 　羽田空港のアプリは、2021年3月31日から提供開始。iOS版とAndroid版があり、2023年4月には新機能として、最新の運航情報を基に搭乗まで案内する「マイフライト登録」と、搭乗前後の時間を快適に過ごす「羽田空港内の過ごし方提案」に、国際線のフライトを登録できるようにした。HANEDAポイントは、3月13日からアプリの利用者向けに試験運用を始めており、週内にも正式運用に切り替える目途が立った。18日時点でもアプリをインストールすればサービスを利用できる。