成田空港、訪日客初の190万人超え 単月記録3カ月ぶり更新=7月実績
成田国際空港会社(NAA)の2024年7月運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比18%増の346万3032人で、8カ月連続で300万人を上回った。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年同月と比較すると11%減で、3年4カ月連続で前年を上回り、9割前後の回復が続いている。国際線旅客のうち、外国人客は開港以来の単月記録を4月以来3カ月ぶりに更新し、190万人を初めて超えた。 旅客数は国際線が24%増(19年同月比13%減)の278万1520人で、5カ月連続で250万人を突破した。このうち日本人は19%増(49%減)の62万275人、外国人が34%増(20%増)の192万1979人、通過客が16%減(39%減)の23万9266人となった。また、国内線の旅客数は1%減(1%減)の68万1512人だった。 国際線旅客は3年5カ月連続で前年を上回った。外国人旅客は単月の最高記録でコロナ前超えが続く一方、日本人旅客は半数近くの戻りにとどまっており、依然として回復に差がみられる。国内線旅客は4カ月ぶりに前年同月を下回った。
Yusuke KOHASE