選手紹介/6 岡井祐斗選手/石丸圭佑選手 /香川
<第91回選抜高校野球> ◇チャンスで打点挙げる 岡井祐斗選手(2年) 長打力が武器で、昨秋は県大会決勝まで4番を任された。「主力メンバーに見劣りしない打撃力がある」と長尾健司監督からも評価を受け、甲子園でも活躍が期待される。 昨秋は「自信を持って打席に入れなかった」と、試合中に焦りを感じていたと振り返る。この冬は全体練習後に必ず自主練習をするなどし、自信を付けてきた。打撃フォームの改善にも取り組んだ結果、課題としていたミート力も向上した。 幼いころからプロ野球巨人のファンで、坂本勇人選手が憧れだ。「攻守ともにうまくて、華がある」。将来は子どもたちに夢を与えられるようなプロ野球選手になることが目標だ。甲子園では「打撃で期待されていると思うのでチャンスで打ちたい。チームにとって貴重な打点を挙げて勝利に貢献してみせる」と意気込んでいる。 ◇「本番」の気持ちで練習 石丸圭佑選手(2年) 三塁や遊撃など複数のポジションをこなすことができる内野手で、思い切りの良い打撃も売り。甲子園では「高校生らしく全力プレーでチームを盛り上げたい」と話す。 将来の目標は教師になること。選手自身の考える力を磨く長尾健司監督のような指導方法に憧れている。「怒鳴ったりしないのにチームをまとめているのがすごい。自分も信頼される教師になりたい」と語る。 昨秋は出場機会が少なかったが、「チームの力になりたい」と気持ちを切り替え、自ら率先して一塁ランナーコーチを務めた。相手投手の癖を見抜いたり、安打を放った仲間が狙った球種などをベンチに伝えたりして勝利に貢献した。甲子園での出番に備え、常に本番のつもりで練習する。「ヒットでつないでいく野球で、強豪にくらいついてみせる」と誓う。