「へび年は再生や進化の年」…政界脱皮できるか 握手求める石破首相に“まさか” 立憲民主・小沢氏は自宅新年会で野党に怒り「何を勝ち取ったんだ」
三重・伊勢市で6日、少数与党の石破首相が伊勢神宮を参拝した際、男の子に握手を拒まれるハプニングがあった。 野党も激動の新年を迎え、玉木議員や小沢議員が「脱皮」を掲げて政権への対抗姿勢を強調した。 【画像】出迎えたボーイスカウトの男の子から握手を“拒否”された石破首相
各政党が「へび年」を強調
2025年の日本政治が本格的に幕開けした。 与野党の幹部がそろって口にしたことがあった。 石破茂首相(6日): 2025年は「へび年」です。蛇は脱皮を繰り返し大きくなることから、“再生や進化の年”ともいわれています。 国民民主党・玉木雄一郎議員: 脱皮を蛇はする。皮を脱ぎ捨て新しく生まれ変わっていく。 立憲民主党・小沢一郎議員: 「乙巳(きのとみ)の年」といって、60年に一遍の大変革の年。 1月1日、地元の神社に初詣で訪れていたのは、国民民主党の玉木議員だ。 2024年の衆院選で躍進した一方、不倫問題で代表の役職停止が続く中、迎えた新年に訴えたのは、やはりこのテーマだった。 国民民主党・玉木議員: この103万円を、そろそろ30年、ずっと103万円できたんだから改めませんかと。税金を払っている側の立場の政策や政治に変えていきたいと思ってます。 演説後には、聴衆から「まさか」の質問があった。 国民民主党・玉木議員: 何か質問ある人いませんか? 質問者: 奥さんと一緒に帰ってきたんですか? 国民民主党・玉木議員: 夫婦間は極めて円満で仲良くしております。ご心配なく、ありがとうございます。 夫婦円満をアピールした。
伊勢神宮参拝の石破首相…男の子が握手を“拒否”
一方、少数与党で苦しい立場の自民党。 小泉進次郎氏は、地元・横須賀で始動した。 SNSには、仲良しの俳優・ムロツヨシさんを迎えた“小泉家新年会”でのツーショット写真を投稿した。 その小泉氏らを破り、悲願だった総理大臣として年を越した石破首相は、大みそかにフジテレビの番組に生出演し、おすしやドーナツ、おにぎりを次々に実食し、満面の笑顔を見せていた。 年が明けると、6日には雨の中、伊勢神宮を参拝した。 ところが、出迎えたボーイスカウトたちとの握手で「まさか」の事態が起きた。 照れたのか、男の子から握手を“拒否”されてしまった。 その後の記者会見では、少数与党として野党に協力を呼びかけた。 石破首相: 党派を超えた合意形成を図るためには、野党の皆様方にも、これまで以上に責任を共有していただくことが求められる。 その野党では、立憲民主党の野田佳彦代表が、新年から地方選挙の応援に奔走した。 そして大きな広間に集まった人たちのもとに登場したのは、この家の主の小沢一郎氏(82)だ。 しかし、小沢氏は怒っていた。 立憲民主党・小沢議員: 現状を変えることを嫌う日本人が、ここまで意を決して野党に投票してくれたのに、野党の政権を作り得なかった。この責任は、非常に私は大きいと思っております。(自民党に)要求をして受け入れられると、「勝ち取った、勝ち取った」と喜んで、何を勝ち取ったんだよ、いったい。自民党が飴玉くれたにすぎない。 2025年の干支(えと)のヘビのように、政界も「脱皮」できるのか。 そして「まさか」は起きるのか。 注目の1年となりそうだ。 (「イット!」1月8日放送より)
イット!