今すぐiOS 17.6をインストールすべき理由。あなたのiPhoneの脆弱性が狙われる可能性も…
現在、市場にはさまざまなバージョンのiOSが存在しています。 iOS 18ベータ版をインストールすれば、ホーム画面の全面カスタマイズやメッセージのスケジュール設定などの新機能を試すことができます。 iPhone 15 Pro、またはiPhone 15 Pro Maxで、iOS 18.1を試すことすら可能です。その場合、2024年秋に正式にリリースされる前に、Apple Intelligenceの機能をテストできます。 ですが、iPhoneでベータソフトウェアを試す予定がないのであれば、Appleの最新の公式アップデートであるiOS 17.6を、できるだけ早くインストールすべきです。 そうしないと、セキュリティ面で危険にさらされる可能性もあるようです。
iOS 17.6では多数のセキュリティパッチが配布
Appleは2024年7月29日、iOS 17.6をすべての互換性のあるiPhone向けにリリース。しかし、iOS 18.1のニュースに関心が集まったことから、あまり注目されませんでした。 このアップデートは、リリースノートに新機能が記載されていない部分でも影響があります。というのもアップデート画面には、こう書かれています。 このアップデートには、重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれており、すべてのユーザーに推奨されます もちろん、Appleは嘘をついていません。このアップデートでは、30件の重要なバグ修正とセキュリティパッチが含まれています。 Appleはリリースノートで、パッチの詳細を公開していませんが、すべてのアップデートに関して掲載されているサイトへのリンクを提供しており、リンク先では、iOS 17.6の各セキュリティノートをクリックすることができます。
今すぐiOS 17.6にアップデートすべき理由
セキュリティノートには、iOSのさまざまな部分に影響するバグに対する、多数のパッチが記載されています。 幸いなことに、Appleはこれらのバグのいずれも、実際に悪用されたことはないと報告しています。 つまり、同社の知る限りではユーザーを標的として脆弱性を使う方法を、悪意ある人物はまだ発見していないということです。 だからといって、アップデートの導入を遅らせるべきではありません。これらの脆弱性が公開されてしまった以上、悪意のある人物がその悪用方法を見つけるのは時間の問題です。 悪人たちはSiriを使って機密データにアクセスする方法や、VoiceOverを使ってロック画面から制限されたコンテンツを表示する方法を見つけるかもしれません。 また、Safariのプライベートブラウズのタブや、非表示アルバムを、認証なしで表示する方法を発見する可能性もあります。