伸ばし合いの3日間大会 過去2勝の畑岡奈紗、渋野日向子ら日本勢8人が参戦
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 事前情報◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71) 【画像】祝福の嵐 安田祐香「やっとスタートライン」 3日間大会が27日(金)に開幕する。今年で18回目を迎える本大会は例年スコアの伸ばし合いとなり、優勝スコアは2015年から9大会連続で通算15アンダーを超えている。賞金総額は昨年から70万ドルアップの300万ドル(約4億3132万円)。総勢144人がバーディ合戦に挑む。 昨年はユ・ヘラン(韓国)が「66」をマークして通算19アンダーで優勝。前年の最終予選会(Qシリーズ)をトップ通過したルーキーがツアー初優勝を飾った。歴代優勝者には2人の日本人選手が名を刻み、2012年に宮里藍が、畑岡奈紗はツアー初勝利となった18年と、21年の2勝を挙げた。ことしは畑岡をはじめ、西郷真央、笹生優花、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、稲見萌寧、吉田優利と8人の日本勢が出場する。 前週「クローガー・クイーンシティ選手権」で4位に入った笹生は4年連続の出場で、2021年4位が大会での自己最高位。畑岡は昨年の出場を見送ったため、58位で終えた22年大会以来の出場になる。 ルーキー・オブ・ザ・イヤー争いで1位に立つ西郷真央は、ルーキー2位のイム・ジンヒ(韓国)に54pt差をつけて今週を迎える。今週から、年間ポイントランク上位60人が出場する最終戦「CMEグループツアー選手権」(11月21日開幕/フロリダ州ティブロンGC)まで8試合にフル参戦を予定しており、新人賞獲得に向けて勢いをつけたいところ。 年間ポイントランク66位の西村は、昨年シーズン最高の3位タイでフィニッシュ。好成績を残した大会で、最終戦出場圏内の60位以内を目指す。 3年連続出場の渋野は、過去2回で予選通過は果たせていない。前週は61位に終わったが、6月「CPKC女子オープン」以来の予選通過。まずは2試合連続での予選通過をかけて臨む。 今週を終えると1週のオープンウィークを挟んで10月10日開幕「ビュイックLPGA上海」(中国・上海旗忠GC)からアジアシリーズ4試合に入る。 <主な出場予定選手> リリア・ヴ、セリーヌ・ブティエ、アタヤ・ティティクル、畑岡奈紗、ユ・ヘラン、笹生優花、西村優菜、ダニエル・カン、勝みなみ、レキシー・トンプソン、稲見萌寧、西郷真央、渋野日向子、吉田優利