【全日本ロードレース第2戦直前!】水野涼が最速タイムをマーク!かつてないほど高まるドゥカティ全日本初優勝の可能性
各選手も意気込み充分 転倒の中須賀は回復具合に注目
岡本は今回の公開テストでは、2日目のトップタイムとなる1分47秒749を記録。開幕戦鈴鹿は攻めきれず不甲斐ないレースになってしまったと語っていたが、その悔しさを晴らすためにもレースウイークにどこまで詰めていけるかが課題となる。一方、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行は、テスト初日にドライでトップタイムをマークするものの、雨の中で転倒し右肩を負傷。2日目は1本目をキャンセルし、2本目は身体とマシンを確認。レースウイークは大丈夫と語っていたが、回復具合がカギを握りそうだ。 開幕戦鈴鹿で目覚ましい走りを見せたDUNLOP Racing Team with YAHAGIの長島哲太は、1分48秒205でテスト総合では3番手タイムを記録。今回もレースをかき回してくれそうだ。Astemo Honda Dream SI Racingの野左根航汰は、Honda CBR1000RR-Rの理解度も進み1分48秒492までタイムを縮めて来ている。もちろん、まだまだ本気のアタックはしていない状況だけに、レースウイークが楽しみなところだ。 ドゥカティともてぎの相性はよさそうと鈴鹿で語っていた水野。実際に走って見ても、その印象は変わらず確信に変わって来ている。この流れでいくと第2戦もてぎでドゥカティが全日本JSB1000クラスで初優勝を飾る可能性は高いと言えるだろう。土曜に行われるレース1は15周、日曜日のレース2は20周で争われる。ぜひ現地に駆けつけて歴史の証人になっていただきたい。 ヤマハファクトリーの中須賀と岡本がドゥカティ+水野の勢いを封じ込めることができるか!? 長島、野左根、SDG Honda Racingの名越哲平、Honda Dream RT SAKURAI HONDAの伊藤和輝、TOHO Racingから代役参戦する榎戸育寛、JAPAN POST Honda Dream TPの高橋巧と層の厚いHonda勢が、どこまで上位に食い込むことができるか!? スズキの雄、AutoRace Ube Racing Teamの津田拓也も開幕戦鈴鹿は苦戦しただけに、ここから仕切り直しとなる。