離婚を機にハワイ移住を決断したMieko「ここから離れたくない」と子に泣かれる中、手探りで始めた海外生活の「現実」を振り返る
Miekoさん:離婚しても子どもたちには同じ環境で過ごさせてあげたいと思っていました。当時、4人とも私立の学校に通っていたのですが、養育費には学費が含まれていなかったので、なんとかしないといけないと悩んだ末に出した答えがハワイの移住でした。また、離婚後も何かあるとマスコミの方に追われていて、精神的にも疲れてしまって。周囲に頼れる人もいなかったので、日本を離れて穏やかな環境で過ごしたいと、次第に思うようになりました。
ハワイは両親と購入した別荘があったのが大きな理由です。ハワイでも私立に通わせたので、当時住んでいた家を売却したお金を学費にあてました。ハワイの別荘と日本の自宅、どちらかを残す選択をしたことが、ハワイの移住のきっかけになりました。 また、子どもたちには日本語だけでなく英語も話せるようになって欲しい。苦労するかもしれないけど、広い視野で物事が見られる人になってもらいたかったといった思いもありました。
── お子さんたちは、ハワイの移住に対してすぐに受け入れられましたか? Miekoさん:子どもたちが大人になってからは「ハワイに行ってよかった」とは言われましたが、離婚したときに泣かれ、ハワイの移住が決まって学校でそれぞれお別れ会をしてもらったときに「友だちと離れたくない」と言って泣いている姿を見て、私の判断は正しかったのかと思うことはありましたが、同時に絶対に後悔させないようにしようと強く思ったことは覚えています。
ハワイにはほとんど知り合いも居なかったので、すべてが手探りの状態でした。 ── 移住を決めて、どれくらいの期間、準備されましたか? Miekoさん:1年くらいですね。家を片づけ、ビザの申請から各種証明書の取り寄せ、子どもたちの学校関連の準備…。犬も3匹飼っていたので検疫の手続きなど、やることがたくさんあったのであっという間でした。簡単に相談できる内容でもなかったので、誰にも頼まず全て1人で調べて進めました。