新幹線、2日午前も運転見合わせ 上越と北陸、設備点検で
石川県で震度7を観測した地震で、JR東日本は1日、東北、上越、北陸の各新幹線の全線で一時、運転を見合わせた。安全を確認した区間から順次運転を再開。上越新幹線の越後湯沢―新潟間と北陸新幹線の長野―金沢間は、設備点検に時間を要するとして2日午前までの運転見合わせを決めた。点検状況次第で午後の運転を取りやめる可能性もあるとしている。 JR東海によると、東海道新幹線は1日、地震を感知して送電を停止するシステムが作動し、東京―小田原間と豊橋―新大阪間で一時運転を見合わせた。上下122本に最大36分の遅れが生じ、約10万人に影響した。 空の便も欠航が出た。全日空は庄内、新潟、能登、小松の各空港を発着する1日の計16便の欠航を発表した。影響は約1450人。同じ4空港を発着する2日の計8便も欠航が決まった。日航は1日、新潟、小松の両空港発着の計9便を欠航し、影響は約730人に上ったと明らかにした。
国土交通省は能登空港で滑走路に3センチ以上の段差が見つかり、滑走路が閉鎖されたと明らかにした。