「スモッグ気象情報」中国地方、四国地方、東海地方に…光化学スモッグ 梅雨入り遅れ、晴天続きで発生しやすい状況に どんなとき発生?注意点・健康被害わかりやすく
14日(金)、気象庁は、中国地方、四国地方、東海地方に、スモッグ気象情報を発表しました。 局地的に光化学スモッグが非常に発生しやすい気象状態になるとして注意を呼びかけました。 【写真を見る】「スモッグ気象情報」中国地方、四国地方、東海地方に…光化学スモッグ 梅雨入り遅れ、晴天続きで発生しやすい状況に どんなとき発生?注意点・健康被害わかりやすく ■光化学スモッグとは 光化学スモッグは、自動車や工場などから排出される、NOx(窒素酸化物)および、揮発性有機化合物(VOC)が、太陽光の紫外線を受けて化学反応(光化学反応)を起こし、汚染物質(ほとんどがオゾン)を生成することにより発生します。 ■ ■光化学スモッグが発生しやすいのは 光化学スモッグは、発生しやすい日は、5月~9月、晴天、気温が高い、風が弱いことなどがあげられます。雨が降っていれば、空気中の汚染物質を洗い流してくれるので、光化学スモッグは発生しにくいですが、14日(金)は、晴れて気温が高いため発生しやすい環境になったようです。 ■光化学スモッグの健康被害 目がチカチカする・のどが痛いなどですが、重症になると手足のしびれや呼吸困難となる場合があります。スモッグ気象情報があと、〈光化学スモッグ注意報〉や〈光化学スモッグ警報〉が発表された場合は、屋外での活動は、控えた方がいいでしょう。 運動会当日に〈光化学スモッグ注意報〉が発表され、運動会が中止になった学校もあるほどです。 梅雨入りが遅れ、晴れて気温の高い日が続きます。光化学スモッグが発生しやすい状況はもうしばらく続きそうです。外出時はマスクやメガネなどで出かけることも対策のひとつです。
南日本放送