「ここに来て、優勝するためにプレーしている」FA移籍から2年、不動の5番近藤健介が打棒で有言実行
4番の山川穂高とともに、近藤健介が不動の5番打者としてソフトバンク打線をけん引した。フリーエージェント(FA)権を行使して加入し2年目。「ここに来て、優勝するためにプレーしている」。言葉通りの活躍で4年ぶりのVに貢献した。 ■松葉杖でグラウンドへ…近藤が小久保監督と熱い抱擁【写真】 開幕直後から高打率をキープしスタートダッシュに貢献し、5番打者として前半戦からの独走を支えた。だが同じ中軸の1人である柳田悠岐が右脚を負傷し戦線離脱。チームに少なからずの動揺があった中「(柳田の)代わりになるのは難しい。自分のやるべきことをやるという意識だった」と自らのプレーに集中した。 柳田が離脱した翌日となった6月2日の広島戦では、同点の延長10回にこの試合2発目の本塁打となるサヨナラアーチを放ち、チームを3連勝に導いた。6月は月間打率4割1分3厘、7本塁打を放ち月間MVPも受賞。近藤の打棒に引っ張られるようにチームは同月を17勝5敗1分けと大きく勝ち越し、6月末時点で2位に10ゲーム以上の差をつける独走に貢献した。 球界全体で投高打低が進む中、ここまで打率はリーグトップの3割1分4厘、出塁率も同トップの4割3分9厘をマークと卓越した打撃技術を見せ続けた。V目前の16日のオリックス戦で右足首を負傷し、17日に離脱が決定。移籍後2年目で初の欠場となるなど悔しさも味わったが、「優勝するため」に加入したチームでその目標を果たした。 【#OTTOホークス優勝特集】 【おすすめ記事 優勝特集】 女性関係の不祥事で大批判…山川穂高を支えた妻の一言、小久保監督の長男&長女が父に贈る言葉、秋山幸二さんが語る小久保采配など西スポWEB OTTO!が総力取材したとっておき優勝記事がたっぷりです。 ▼下記の関連記事から▼
西日本新聞社