「育てて、食べる」の循環を身体で感じる。渋谷でハーブを収穫する贅沢【影山優佳と日本の魅力を巡る】
人を惹きつける“重力(GRAVITY)”に満ちた場所を俳優の影山優佳さんが巡る連載「NIPPON GRAVITY」。 【画像】摘みたてのハーブの香りはフレッシュで心地よい。アザーカットを含めた写真をすべて見る。 第2回の行き先は多くの人が行き交う街・渋谷。駅から10分ほど歩いた場所にある“日本一小さな植物園”「渋谷区ふれあい植物センター」を訪ねました。
40種を超えるハーブが育てられているハーブガーデン
「渋谷区植物ふれあいセンター」は「育てて、食べる植物園」。園内にはフルーツが数多く植えられているほか、敷地の周囲を取り囲むハーブガーデンは、ラベンダーやミント、オリーブといった40種を超えるハーブが植えられています。 当然、このハーブも「育てて、食べる」。ふれあい植物センターでは、ワークショップを開催し、採集したハーブを使ったお酒造りや、スパイスカレー講座、さらには餃子づくりなどもおこなっているとのこと。 この日はまだまだ冬の陽気で、ハーブも春に向けてエネルギーを蓄えている時期でしたが、ローズマリー、タイム、ミント、ラベンダーなど耐寒性のハーブもいくつか。副園長の齋藤理恵さんに伺いながら、早速採集に挑戦です。 ハーブの適切な採集の仕方は植物ごとに異なります。タイムは蒸れが大敵なので、剪定をするようなイメージで採集すると元気に育ちます。寒さに弱いレモングラスの場合は、気温の低い時期には外側の大きな葉を採集するようにすると植物に負担をかけずに収穫ができます。その際は根本付近から思い切ってカットするのがおすすめです。 「渋谷の真ん中で、こうしてハーブを収穫するというのもなんだか不思議な感じがします。ハーブは採集することで生育を促したり、バランスをとってあげたりすることができると教えていただいたのですが、採集もお世話のひとつなんですね」(影山さん)
摘みたてのハーブを使って、フレッシュハーブティーを
ハーブはフレッシュハーブティーにして楽しみます。摘みたてのハーブは風味がたおやか。植物の力がギュッと詰まったハーブティーはさまざまな薬効があるとも言われています。ハーブは育てるのが簡単なものも多いので、自宅でも手軽に「育てて、食べる」を実践できるのも魅力です。 「ハーブの組み合わせにタブーはないので、その日の気分でいろいろ組み合わせてみるのも楽しいですし、組み合わせも無限大。是非、ご自宅でもいろいろなハーブティーに挑戦してみてください」(齋藤さん)