奈良で高視聴率維持!?「演歌JACKS」収録現場へ潜入
演歌専門で高視聴率を維持している音楽番組がある。4年前にスタートした「演歌JACKS」だが、このほど2月放送分の収録が大阪市大正区にある「情熱ホール楽」で行われた。これは30分番組で、ゲストを含め、関西で活躍する演歌歌手らが出演している。番組は「奈良テレビ放送」「J:COM11ch」「九州宮崎12 ch」などで放送されている。なかでも、奈良は演歌熱が高いようで、「奈良テレビ(毎週水曜日昼2時放送)は高視聴率で、競馬番組を抜きました。演歌がもっともっと広がってほしいですね」と関係者は意気込みを見せている。そんな「演歌JACKS」の収録現場へ潜入した。
演歌JACKS「古き良き演歌をアピール」
この日の収録には、林よしこ、小川リエ、生駒尚子など多数の演歌歌手が出演し、ゲストに歌謡コーラス・グループの純烈-JUNRETSU-を迎え、リハーサル、本番を終えたが、終始、なごやかな雰囲気だった。そこで番組制作のチーフプロデューサーの楠本佳生さんに話を伺った。 「演歌JACKSは4年目です。その前はサンテレビで『演歌味めぐり』を12年間やっていました。ちょっとマンネリ化したので、いったん終了し、奈良テレビでやることになったんです。奈良は演歌人気が根強いし、番組のタイトルも変えました。大阪は“色物”の番組が人気で、きれいなだけではダメ。その方針でやってます。公開収録の時は、歌手とファンとの触れ合いも大切にしています」 現在、関西ローカルとはいえ、演歌専門の番組では高視聴率を保っている。 「演歌番組は1.5%の視聴率が出たら、充分なんですよ。だいたい0.1%以下ですから。まあ、1%取れたら御の字と言われています。演歌ジャックスはこの前2.6%で、競馬中継番組が2.2%でしたから、それを抜きました。だいたい2%を超えていて、これは業界では驚異的な数字なんです。演歌をまじめに考えているし、この世界で真剣に頑張っている人たちを出演させて頂いてますよ。古き良き演歌をアピールしていきたい」と、楠本プロデュ―サー。