33歳の鈴木聡美が日本競泳界史上最年長で五輪代表、100メートル平泳ぎ【競泳・五輪選考会】
◆競泳・パリ五輪代表選考会 第3日(19日、東京アクアティクスセンター) 女子100メートル平泳ぎの決勝が行われ、33歳の鈴木聡美(ミキハウス)=福岡県遠賀町出身=が1分5秒91で優勝し、日本水泳連盟が定めた派遣標準記録を突破し同種目での代表入りを決めた。 ■SNS騒然「合成…じゃないよね」橋本環奈が降臨【写真】 2016年リオデジャネイロ大会以来2大会ぶり3度目。33歳での五輪は日本女子競泳界最年長の快挙だ。2012年ロンドン五輪では女子の日本競泳史上初めて1大会で3つのメダルを獲得した実力者が、前回東京大会の代表落選の悔しさを乗り越えて完全復活を証明した。 18日の予選から自己ベストまであと0・01秒に迫る好タイムで1位で準決勝に進出。同日夜の準決勝でも全体2位で決勝に進むなど、好調をキープしていた。 かねてから「初めての五輪で一番いい思いをしたが、リオでは本当に悔しい思いをして、東京は逃した。悪いのが2つ連続で続いているので、それを打破するほどの良い思い出を、自分の水泳人生の中でも一番いい結果を残せるような、そんなパリ五輪にしたい。そういう思いで頑張っている」と不断の努力を重ねてきた不屈のスイマー。待ち焦がれた今夏の花の都で、さらなる上を見据えていく。
西日本新聞社