〝飛ばない〟統一球…選手の中からは「開幕当初より今は以前のような感覚に戻った」との声も
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が20日、東京都内で行われた。 大きな進展はなく、選手会の森忠仁事務局長は「選手の反応も『あまり変わった感がない』というところ。話し合いでは進まないなという感覚もあるが、ここはしっかりやらないと、(選手にとって)魅力ある野球界にはならない」と話した。現状では出場選手登録が145日で1年とカウントされ、高校出身選手が8年、それ以外の選手は7年に達すれば、国内フリーエージェント(FA)権利を取得できる。前回(4月30日)の話し合いでは、NPB側からそれぞれ7年と6年に短縮する代わりに、出場選手登録を145日から増やすという提案が出されていた。 また、現場から飛ばないとの声が噴出している今季の統一球について、同事務局長は「(NPB側に)選手の感覚を伝えた。やはり野手の方は〝飛ばなくなっている〟という感覚を持っていたが、一方で『開幕当初より今は以前のような感覚に戻ってきている』という選手もいた」と話した。先週には球宴後に使用する統一球の反発係数試験データが届いた中、「反発係数内だった」と明かした。