専門家「国内投資の資金循環が重要」 円安一時1ドル=160円80銭に…37年ぶり水準で“為替介入”に更なる警戒感
株式配当で消費活発化と投資促進
堤キャスター: 為替や金融の動きを、今後も注意深く見守っていく必要がありそうですね。 経済アナリスト・馬渕磨理子さん: 2024年6月27日、日銀が発表した3月末の家計の金融資産は、2023年の同じ時期と比べて約7%増え、2199兆円となっています。 今は投資家が株式の配当を受取る時期なので、この物価高の中、ありがたいという方も多いのではないでしょうか。 受け取った配当金の多くは、再び投資されますが、買い物や旅行などの個人消費にも回るため、GDPにはプラスに寄与します。国民が、国内に投資して、そのお金が企業や個人に、循環する仕組み作りに力を入れていく必要があります。 堤キャスター: 為替の行方・円の価値は、国力にも関係するものです。今の円安による暮らしへの影響には最大限の注意を払いつつ、為替の動きに振り回されない成長する力を高めていくことが必要なように思います。 (「Live News α」6月27日放送分より)
Live News α