青森県内大雪 碇ケ関、弘前で12月の観測史上最高積雪 渋滞、運休… 各地に影響
23日の青森県内は強い冬型の気圧配置などの影響で、津軽を中心に一時警報も出る大雪に見舞われた。午前5時には平川市碇ケ関で積雪85センチ、午後8時に弘前市で84センチ、青森市酸ケ湯で298センチを記録。弘前と碇ケ関は平年の約4.5倍、酸ケ湯は約2.1倍となる積雪で、いずれも12月の観測史上最高となった。午前9時に平年の約3倍の74センチを観測した青森市では、車道にせり出す雪の山が渋滞の原因となる場所が見られた。 青森地方気象台によると、ほかの各地の積雪(午後8時時点)は五所川原57センチ、むつ市脇野沢35センチ、野辺地28センチ、八戸12センチなど。24時間降雪量の最大値(同)は酸ケ湯60センチ(午後8時まで)、弘前と碇ケ関41センチ(午前6時まで)、青森29センチ(同9時まで)、五所川原22センチ(同8時まで)、八戸13センチ(同1時まで)などとなっている。 JR青森支店によると、奥羽線は除雪作業のため上下70本が運休。五能線でも上下10本、津軽線は上下2本が運休した。奥羽線や五能線では24日も一部運休となる予定。弘南鉄道は除雪作業のため大鰐線と弘南線で一時運行を見合わせた。黒石市の県道大鰐浪岡線で大型車のタイヤが雪にはまった影響で一時通行止めとなるなど、各地の交通に影響が出た。 同気象台によると、冬型の気圧配置は24日にかけて続き、津軽と上北で大雪となるところがある見込み。24日正午までに予想される24時間降雪量は、いずれも多いところで津軽の山沿い30センチ、津軽の平地と三八上北の山沿い20センチ、三八上北の平地と下北15センチ。