静岡シネ・ギャラリーがクラファン実施、返礼品にあのSNS投稿をまとめた冊子など
静岡の静岡シネ・ギャラリーが、新たな映写機を導入するためのクラウドファンディングを本日10月17日にMotionGalleryでスタートさせた。 【画像】静岡シネ・ギャラリーの公式SNSアカウントによる作品紹介投稿の例(他8件) 同劇場は文化施設・サールナートホール内を改装し、2003年12月にオープンした静岡市唯一のミニシアター。年間180本以上の作品を独自に編成して上映しているほか、舞台挨拶などのイベントも行っている。SNSで投稿している作品紹介は好評を博し、Xでの投稿は1万件以上リポストされることも多数。公式Xアカウントは2024年10月現在で6.8万人にフォローされている。 劇場では2013年に3台のデジタル映写機を導入したが、上映トラブルの頻度が増しており、新たな映写機を購入する必要があるという。昨年末には3つあるスクリーンのうちの1つ「ギャラリー1」は映写機を新モデルに更新。しかし高価な映写機は1台しか購入できず、クラウドファンディングで支援を募る運びとなった。目標金額は1000万円で、自己資金500万もあわせて新規映写システムの導入を目指す。期限は2025年1月9日まで。 クラウドファンディングは3000円から100万円までのコースを用意。返礼品として用意されたのは、映画の鑑賞券、貸し切り鑑賞権、年間フリーパス、トートバッグやチケットホルダーといったオリジナルグッズなど。さらに、過去に上映してきた作品のチラシやポスターなどを無料で提供する限定イベント「蔵出し感謝祭」の参加権、SNSに掲載された上映作品の紹介文を収録した冊子「SNS文庫」、“あしながおじさん”として中高生の鑑賞料金を先着100名まで無料にできる権利など、ユニークなものも用意された。 なお本件は、全国興行生活衛生同業組合連合会によるミニシアターを対象とした支援プロジェクト「#ミニシアターへ行こう」の一環。「#ミニシアターへ行こう」第1弾となる新潟・高田世界館の支援プロジェクトは10月31日まで行われており、11月には青森・シネマディクトによる第3弾が実施予定だ。