【東海地方今年のホープ・ボートレース(愛知)・大沢誠也】デビュー6年目、飛躍誓う「スタート勘をもう一度磨いて…A級に絶対なりたい」
◇東海地区公営4競技「新春の誓い」ボートレース 大沢誠也(29)=愛知 大沢が2025年を飛躍の年にする決意だ。とこなめのフレッシュルーキーとして優先あっせんを受けて戦った昨年だが、思いのほか苦戦した。「良くなかった。地元のアドバンテージがあればいいけど、逆に厳しかった」と振り返る。反省点はスタート。「質が悪くなった。自信を持って行けていなかった。外コースからの1着がなくなった」。スリットで優位な隊形を築けず、積極的な攻撃を繰り出せなかった。 気持ちも新たに迎える新年。「まずはスタート勘をもう一度磨きたい。平均コンマ13ぐらいで行きたい」と具体的な目標を掲げる。「とにかくスタート。そしてエンジン出し。できそうなところから差を詰めたい」と上を見る。そして「点数(勝率)を取ってA級になりたい。1年前に戻ってまた先に進みたい、という感じ」。3期前に5点台の勝率に乗せたが、その後2期連続の4点台。現状に危機感を持っている。 「昨年はレースを続けるうちに肩、腰を痛めて、なかなか直らなくて思うように体を動かせなかった」と悔やむ。それが伸び悩みにつながった点も否定できないだろう。「だいぶ良くなってきたので、これからは体を動かしていきたい」と逆襲への糸口を探す。 新年の抱負として「自分がやりたいこと、できることをやってA級になりたい。A級に絶対なりたい」とアピール。「スタートと減量、それでA級になれなかったら、また次を考える。最近、レーサーとしてやり切った感がないことに気付いた」と、とことんボートレースを突き詰める構えでいる。発する言葉は常に謙虚。ただ、逆にそれが秘めた闘志を感じさせる大沢。「このままだと先が見えてくる。差があり過ぎる。行けるところまで行けるように頑張りたい」。デビュー6年目、殻を破る1年を迎えた! ▼大沢誠也(おおさわ・せいや) 1995年11月12日生まれの29歳。162センチ、55キロ。血液型はA。愛知県出身。選手養成124期。愛知支部所属。同期には中島秀司、一色凌雅、末永和也、佐藤航、高憧四季、前田翔、為本智也らがいる。2019年5月とこなめでデビュー(6着)。通算1着は80回(30日現在)。
中日スポーツ