メインノッカーは女子マネジャー、バレー部との兼部でチーム支え「忘れられない思い出」 加計芸北 全国高校野球選手権広島大会2回戦
【全国高校野球選手権広島大会2回戦 沼田9―0加計芸北(16日)】 加計芸北の3年生マネジャー深井雛さんが、試合前のメインノッカーを務めた。チームは初戦敗退に終わったが、2大会連続で大役を務め、「忘れられない思い出になった」と前を向いた。 2024年夏の高校野球広島大会勝ち上がり表 小学1年でソフトボールを始め、中学では軟式野球に没頭。高校進学を機に野球部のマネジャーとなった。学校の決まりでマネジャーの専属ができないため、バレーボール部と兼務。そんな中、朝練習から選手を下支えし、「ノックを打ちたい」と志願した。 高校最後の夏に備えて全体や自主練習で打ち込んできた。昨夏、金属製だったバットは、たっての希望で木製に。この日は内野ノックを任された。「緊張したけど、練習通り強い球を打てた」と強弱つけた球を打ち分けた。野球熱は高校の3年で再燃。来春、進学希望先の専門学校の野球部で現役復帰を目指す。
中国新聞社