藤井フミヤ“青森県八戸市”の魅力にゾッコン「新幹線も通っているし、館鼻岸壁朝市もあるし、横丁の雰囲気も面白い」
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、ミュージシャン・藤井フミヤさんと常連客の東京藝術大学学長・日比野克彦さん。ここでは現在、青森県八戸市で開催中の「デジタルとアナログで創造する 藤井フミヤ展 Fumiyart2024」(3月25日(月)まで)の話を伺いました。
◆青森県八戸市で展覧会を開催中!
日比野:フミヤさんは今、八戸市美術館で展覧会(「デジタルとアナログで創造する 藤井フミヤ展 Fumiyart2024」)をやっておりまして。 藤井:そうですね。 日比野:私は、初日におじゃまして……。 藤井:そこで(日比野さんと)トークショーを。 日比野:させてもらいました。初期の作品っていうのは何年前になるの? 藤井:33年ぐらい前ですかね。 日比野:そのときの最初の展覧会が渋谷PARCOだっけ? コンピューターグラフィックス展(CG展)「FUMIYART~Take a Break~」っていうタイトルでやった頃に、初めてお会いしたんですよね。 藤井:あの頃は、まだ家庭にコンピューターがない時代だったので、要は“早い者勝ち”っていう(笑)。立花ハジメさんと僕ぐらいしか(CG展を)やっていなかった感じでしたね。 日比野:それから何度か「Fumiyart」を開催されて、最近また……。 藤井:今回16年ぶりぐらいに復活したんですよ。そうしたら逆にアナログになっちゃいましたね(笑)。 日比野:逆にね(笑)。でも(作品を観ると)細かく描いているよね。 藤井:おそらく日本画の影響だと思うんですよね。(伊藤)若冲的な、なんとなく細かい感じ。 日比野:(ご自身が)描いている姿の映像も美術館で流れていましたが、(描いているときは)“本当に自分にとっての一番幸せな時間”みたいな空気感のなかで描かれていて。 藤井:ハハハ(笑)。でも、描いているときってすごく集中しますよね。もう写経(を書いているとき)みたいな感じです。