【解説】INI(アイエヌアイ)とはどんなグループなのか?メンバー詳細プロフィールや人気曲から魅力に迫る
2024年6月13日で結成から3周年を迎えた、11人組グローバルボーイズグループ・INI。個性豊かなメンバーやエネルギッシュなパフォーマンスなど、魅力に満ちた彼らのこれまでの軌跡、詳細なメンバープロフィールや必聴楽曲を詳しく紹介する。 【動画】INI – FANFARE/ THE FIRST TAKE ■INIの名前の由来とは?11人組の実力派グループ INI(読み:アイエヌアイ) ・結成日:2021年6月13日 ・デビュー:2021年11月3日 ・デビュー作品:DEBUT SINGLE『A』 ・メンバー:池崎理人 / 尾崎匠海 / 木村柾哉 / 後藤威尊 / 佐野雄大 / 許 豊凡 / 高塚大夢 / 田島将吾 / 西 洸人 / 藤牧京介 / 松田 迅 ・ファン呼称:MINI(読み:ミニ) 2021年6月、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』にて“国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者の投票で選ばれた11人で結成。アーティスト名には“11人の僕たち(私:I)があなた(I)と繋がり合う(Network)”という思いが込められている。 グループの挨拶は“Log in to us”。ファンネームはFCで募った案の中からメンバーが選んだ“MINI”で、4つのアルファベットはそれぞれ“M(メモリー)”“I(わたし)”“N(ネットワーク)”“I(あなた)”を意味し、“INIのメンバーとファンで一緒に思い出を作っていく”という思いが込められている。 2021年11月3日、「Rocketeer」「Brighter」の2曲のダブルタイトル曲を収録したDEBUT SINGLE『A』をリリースしてデビュー。初週売上50.8万枚を記録し、デビューシングルの初週売り上げ記録として歴代5位に輝いた。またこれまでにリリースしたシングル5作、アルバム2作はいずれも、オリコン、Billboard JAPANで初登場1位を記録している。 2021年には『第63回日本レコード大賞』で新人賞を受賞。また2023年11月に東京ドームで開催された『2023 Mnet Asian Music Awards』では、Favorite Asian Male Groupを獲得した。2024年2月には、京セラドーム大阪にて初の単独ドーム公演『INI 2ND ARENA LIVE TOUR [READY TO POP!] IN KYOCERA DOME OSAKA』を開催。2日間で7万人を動員した。 ■メンバープロフィール 池崎理人(読み:いけざき りひと) ・生年月日:2001.08.30 ・血液型:O ・出身:福岡県 ・身長:179 ・メンバーカラー:ネイビー 超低音ボイスが魅力のラッパー。池崎の唯一無二の声はINIの楽曲における大事なスパイスであり、独特のニュアンスを生み出している。INIの「Ferris Wheel」「10 THINGS」、そして西、田島とのユニット曲「How are you」では作詞に参加した。芸術的センスに優れ、クオリティの高い似顔絵を披露することもしばしば。頭の回転が速く、おちゃらけた発言で場を沸かせるムードメーカーであるいっぽう、物腰の柔らかさと落ち着いた佇まいでグループを支えている。 尾崎匠海(読み:おざき たくみ) ・生年月日:1999.06.14 ・血液型:O ・出身:大阪府 ・身長:173 ・メンバーカラー:オレンジ INIの“キラキラアイドル担当”。ハスキーな歌声で抜群の歌唱力を誇り、高塚、藤牧と3人でライブイベントに出演することも。素直でポジティブな性格で、太陽のようにメンバーを明るく照らしながら、長い下積み時代を経験する中で培ってきた芯の強さも持ち合わせている。どこか天然なところがあり、メンバーからいじられる愛されキャラ。俳優としても活躍し、ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ系)ではどこか自身に重なるような研修医役を演じて話題を呼んだ。 木村柾哉(読み:きむら まさや) ・生年月日:1997.10.10 ・血液型:B ・出身:愛知県 ・身長:175 ・メンバーカラー:黄 真面目で優しい、INIの頼れるリーダー。オーディションで1位となり、デビューシングルのセンターを飾った。ダンサーとして活動し、講師を務めていたほどの実力を持つ。INIの楽曲では「Moment」「KILLING PART」などで振付創作に携わった。類まれな身体能力を持ち、INI Official YouTube『INIフォルダ』のスポーツテスト企画では驚異的な記録を残しつつ優勝。自他ともに認める負けず嫌いで、少し“不思議ちゃん”な面も。2024年秋公開の映画『あたしの!』では映画初出演にして、渡邉美穂とW主演を務める。 後藤威尊(読み:ごとう たける) ・生年月日:1999.6.3 ・血液型:AB ・出身:大阪府 ・身長:176 ・メンバーカラー:白 小顔でスラリとした抜群のスタイルを誇る、“みんなの王子様になりたい”がキャッチフレーズのINIの王子様。おっとりとした話し方と優しい笑顔が印象的で、周囲への気配りを常に欠かさない“オカン”的な気質も持ち合わせている。迫力あるパフォーマンスを見せるためにトレーニングに打ち込むストイックさを持ち、近年は引き締まった肉体から繰り出すダイナミックなダンスで新たな魅力を発揮。率先してボケを繰り出し、トークでも活躍する。ちいかわが大好き。 佐野雄大(読み:さの ゆうだい) ・生年月日:2000.10.10 ・血液型:AB ・出身:大阪府 ・身長:178 ・メンバーカラー:ピンク くしゃっとした笑顔が魅力的な、“INIのエンジェル担当”。オーディションでは歌、ダンス共に未経験だったが、めざましい成長を見せ、唯一Fクラス(最下位クラス)から合格した努力家。関西人らしくボケもツッコミもこなし、バラエティ企画では豊富なリアクションとキレの良いトークで盛り上げる。漫画やアニメ鑑賞、ゲームが大好きで、オーディション中に提示したデビュー公約も「ゲーム実況」だった。JO1、DXTEENとの合同ライブ『LAPOSTA 2024』ではラップユニットで自作のリリックを披露し、新たな扉を開いた。 許 豊凡(読み:しゅう ふぇんふぁん) ・生年月日:1998.6.12 ・血液型:A ・出身:中国 ・身長:176 ・メンバーカラー:紫 母国語の中国語のほか日本語、英語、韓国語を自在に操る、クァドリンガルの秀才。指先まで神経を行き届かせた繊細なダンスと、声域が広くどこか甘さを含んだシャープな歌声が魅力。儚げでミステリアスなムードを帯びているが、突拍子もない言動や行動で大きな笑いの渦を起こし、“実はメンバー1面白い”と称されることも多い。料理が得意なインドア派だが、時折ふらりと旅に出ることも。「I\'m a Dreamer」では初めて作詞に参加した。 高塚大夢(読み:たかつか ひろむ) ・生年月日:1999.4.4 ・血液型:O ・出身:東京都 ・身長:167 ・メンバーカラー:水色 よく通るハイトーンボイスと抜群の歌唱力を強みとするメンバー。高校時代は軽音楽部、大学在学中はアカペラサークルに所属していた。アニメ映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』では、声優初挑戦にして主人公ルスラン役を担当。またラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』にレギュラー出演するなど、声の魅力を活かした活動が目を引く。ストイックで真面目だが、メンバーにはややツンデレな面もあり、植物や生き物が大好き。 田島将吾(読み:たじま しょうご) ・生年月日:1998.10.13 ・血液型:A ・出身:東京都 ・身長:179 ・メンバーカラー:緑 ダイナミックなダンスとキレのいいラップで、グループのパフォーマンスを牽引する存在。韓国で練習生生活を送っていた経験を持ち、オーディション時代から“心技体オールAクラス”と称され、実力の高さとストイックな姿勢で話題を集めた。「Runaway」「TAG」「10 THINGS」では作詞に携わっている。スタイリッシュな佇まいと裏腹に、ほわほわとした空気感をまとっており、いつも自然体な魅力を放っている。体のお気に入りの部位は大きな耳。 西 洸人(読み:にし ひろと) ・生年月日:1997.6.1 ・血液型:AB ・出身:鹿児島県 ・身長:173 ・メンバーカラー:黒 バックダンサーとして活動し、数々のコンテストでタイトルを獲得してきた、INI屈指のダンススキルの持ち主。振付創作や作詞作曲に多数関わり、「DROP」「LEGIT」では作詞を担当した。DJとしてのスキルも磨き、エンポリオ アルマーニの新店舗オープニングレセプションなどでもプレイを披露。またMCとしての仕切りに長け、INI Official YouTube『INIフォルダ』では幾度も名司会ぶりを見せている。頼り甲斐のあるメンバーだが、親しみやすさも併せ持ち、最年長ながらメンバーからいじられがちな部分もMINIの心をくすぐるポイントだ。 藤牧京介(読み:ふじまき きょうすけ) ・生年月日:1999.8.10 ・血液型:A ・出身:長野県 ・身長:168 ・メンバーカラー:青 伸びやかな歌声が魅力的な、INIのメインボーカルの1人。オーディション参加前は社会人だったが、TikTokに公開した歌唱動画が話題に。グループのYouTubeでは宇多田ヒカル「First Love」や手嶌葵「明日への手紙」など、ソロで名曲をカバーする動画をたびたび公開し、その度にリスナーの心を揺さぶっている。真面目な性格だが、INIきってのツッコミの名手。メンバーのボケをバサバサと斬っていく鋭いツッコミと愛ある毒舌は、INIのトークに欠かせない要素となっている。 松田 迅(読み:まつだ じん) ・生年月日:2002.10.30 ・血液型:B ・出身:沖縄県 ・身長:171 ・メンバーカラー:赤 華やかなビジュアルを誇るINIの最年少。雑誌『ViVi』の国宝級イケメンランキング2023年上半期 NEXT部門では2位に輝いた。自分の顔を見て「カッコいい」と臆せず口にし、自分自身を愛する姿勢を見せる。いつも元気いっぱいで、率先して大きな声で盛り上げ、例えメンバーが失敗したときも肯定的な言葉を掛け続ける。その天真爛漫さとは裏腹に、パフォーマンスでは妖艶な表情を見せるギャップも魅力的だ。学生時代に生徒会長を務めていたことがあり、責任感が強い性格。 ■魅力の宝庫!INIに惹かれる理由 ◎抜群のチームワークで魅せるパフォーマンス 11人という人数を生かした、目まぐるしくフォーメーションの変わるパフォーマンスは大きな見どころ。INIはタイトル曲にハードな楽曲が多く、それらを抜群のチームワークで見せて、エネルギーを爆発させる。一方で激しい楽曲のみならず、儚く流れるようなダンスが印象的な「Brighter」や希望に満ちた温かみあるナンバー「HANA_花」、メンバーの仲睦まじさがパフォーマンスにも漂う「KILLING PART」など、彩り豊かな楽曲を持ち、ステージでは息をピッタリと合わせて巧みに表現している。 ◎エース級メンバー揃いのクオリティ それぞれが突出したスキルを誇るINIだが、オーディションの頃からエース級の実力を誇っていたメンバーが揃っていることにより、どのパートでもクオリティの高いパフォーマンスを見せられることは大きな強みだ。1曲の中で、迫力ある群舞、ラッパーの個性が光るラップ、透明感のあるボーカルが次々に展開され、それぞれが掛け合わさることでINIにしかない輝きを放ち、見る者を飽きさせない。 ◎等身大の魅力 INIの大きな魅力のひとつが、メンバーの仲の良さと肯定的なムード。幅広い年齢のメンバーで構成されたグループだが、お互いを愛し、リスペクトし合いながら前進していることが随所で感じられる。INI Official YouTubeで公開されているバラエティコンテンツ『INIフォルダ』では、そんな彼らのわちゃわちゃとした雰囲気を存分に味わうことができる。メンバーの抜群の運動神経が光る『INIスポーツテスト』(EP.13、14)や爆笑必至のゲーム企画『記憶力対決~ナンジャモンジャ編~』(EP.23)、絆の深さが伝わる毎年恒例のバレンタイン企画など、名エピソードが多数あるのでぜひ視聴を。 ■『THE FIRST TAKE』での「FANFARE」 「FANFARE」は2023年5月にリリースされた4TH SINGLE『DROP That』のタイトル曲。エレキギターのサウンドから始まるINI初のハードロック調のダンスナンバーで、INIの新境地を切り開いた楽曲だ。疾走感がある8ビートに乗せてメンバーがエネルギッシュに歌い上げ、ライブでも大きな盛り上がりを見せる1曲である。 『THE FIRST TAKE』でのパフォーマンスには、尾崎、木村、許、高塚、藤牧が登場。5人は「真っ白だ~」と感慨深そうにスタジオを見渡して、初出演の喜びを噛み締める。やや緊張した面持ちながら、藤牧が「いいな、俺もやっていい?」と尾崎の唇を震わせるウォーミングアップを真似するなど、普段の仲睦まじさを漂わせる。 アコースティックギターのカッティングが響くと、藤牧の“FANFARE bam-bam”の第一声へ順に4人が声を重ね、美しいハーモニーが生み出される。ロックなムードは原曲のままだが、サビの後半のビートに重みが持たせられたり、ブリッジ部分がミニマルなアレンジになっていたりと、随所に新鮮なアレンジも。この場にいない6人のパートを、それぞれがメンバーへのリスペクトを込めて歌っていることもよく伝わってくる。真っ直ぐに突き抜けるような5人の歌声のパワーを、存分に堪能できるパフォーマンスに仕上がった。 ■これを聴けばもっとINIにハマる!人気曲3選 「Rocketeer」 2021年11月、記念すべきINIのデビューを飾った楽曲。ストリーミング総再生回数は1億回を突破している。念願のデビューを果たして、ロケットのように高く打ち上がっていく彼らの勢いを表現するような1曲で、目まぐるしく展開していく楽曲の中では、のびやかな高音ボーカルから迫力の低音ラップまで、11人の声の個性を存分に味わうことができる。センターの木村が操縦桿を操るような、ダイナミックな振付のダンスブレイクにも注目。 「LOUD」 6月26日にリリースされる6TH SINGLE『THE FRAME』のタイトル曲。強烈なディストーションベースのリフが響く中で、突き抜けるような高音ボーカルが響き、壮大な世界観を感じさせる。INIらしいハードなサウンドながら疾走感があり、どこか儚さと神秘的なムードも。メンバーの歌唱にも新鮮なニュアンスが多く、INIの新たな一面を感じさせる1曲となっている。MVでは、“世の中が決めた偏見(THE FRAME)の壁を自らの方法で壊して叫ぶ”という楽曲のメッセージが、SFファンタジーのような世界観で描かれた。 「LEGIT」 2024年2月にリリースされた2ND ALBUM『MATCH UP』のタイトル曲。作詞は西が手がけた。西曰く“LEGIT”は“本物”を意味し、“俺ら、イケてるぜ”という思いを表しているという。ヒップホップをベースとしながらソウルやポップなど多様なジャンルが溶け込んでおり、曲の後半ではテンポチェンジするパートからそのままダンスブレイクに突入。グループの円熟味を感じさせる、多面的な魅力を持った1曲だ。 ■活躍の場を広げるINIから目が離せない!最新情報をチェック 2024年はロックフェスにも多数出演し、アクセルを緩めることなく多彩な活躍を見せているINI。彼らの最新情報をTHE FIRST TIMESでは随時発信しているので、欠かさずチェックしてほしい。 TEXT BY 岸野恵加
THE FIRST TIMES編集部