マンチェスター・ユナイテッドのテン・ハーグ監督が一転、続投へ リーグ8位フィニッシュもFA杯制覇が影響か
名門再建に向けて方針を固めたクラブ首脳
マンチェスター・ユナイテッドがエリック・テン・ハーグ監督の留任で方針を固めたことが分かった。英『Sky Sports』や『BBC』が報じている。 ユナイテッドは5月25日にFAカップ決勝に勝利してシーズンを終えた。しかし、クラブ首脳陣は、シーズンレビューとテン・ハーグ監督の評価に時間を要し、現地では解任の可能性も伝えられていた。 2022‐23シーズンはEFLカップで優勝し、2023‐24はFA杯というビッグタイトルを獲得。2季連続でタイトルを獲ったことは評価できるが、直近ではプレミアリーグ8位と低迷。 FA杯決勝で宿敵マンチェスター・シティを負かしていなかったら、どのような結論になったか定かではない。 ユナイテッドは2013年まで約27年間もの長きにわたり指揮した名将アレックス・ファーガソンが引退して以来、順位が安定せず、テン・ハーグですでに5人目の監督となっている。 ファーガソンはユナイテッドを毎年のようにタイトル争いをするイングランドの強豪クラブに育て上げた。しかし、ファーガソンが就任する前は、現在のように順位が必ずしも安定しないシーズンが長く続いていた。 ユナイテッドは間違いなくビッグクラブであるが、強かったのはファーガソンの手腕によるものであり、ユナイテッドは本来の実力に戻ってしまった。そう思われてもいたしかたない。 レッドデビルズ(赤い悪魔)を再建し名門であることを証明するべく、テン・ハーグ体制が厳しい2024‐25シーズンに向けて動き出す。
構成/ザ・ワールド編集部